autobiography
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
autobiographyは、ギリシャ語由来の三つの要素からできている。「auto-(自分自身)」+「bio-(生命・人生)」+「-graphy(書くこと)」。つまり「自分の人生を自分で書いたもの」がコアイメージ。他人が書く「伝記(biography)」と決定的に違うのは、語り手と主人公が同一人物であるという点。自分自身の視点・記憶・感情を通して綴られた人生の記録であるため、事実の羅列に留まらず、内省や告白のニュアンスも帯びることがある。文学ジャンルとしてだけでなく、比喩的に「人生そのものが自叙伝のようだ」という用法でも使われる。
2意味一覧
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名
自伝・自叙伝(自分で書いた自分の人生記録)
auto(自分)+bio(人生)+graphy(書くこと)の合成語そのままで、「自分の人生を自分で書いた文書」を指す。 -
名【比喩的用法】
(芸術作品などが)作者自身の人生を色濃く反映したもの
コアイメージである「自分の人生を自分で語る」が拡張され、小説・映画・音楽など自伝的色彩の強い作品を指して使われることもある。
3例文
4よくある間違い・注意点
biographyと混同しやすい。biographyは「他人が書いた伝記」、autobiographyは「本人が書いた自伝」。前置辞auto-(=self, 自分自身)に注目すれば区別できる。
memoirとも混同しがち。memoirは人生全体より特定の時期や出来事に焦点を当てた「回想録」で、autobiographyより範囲が限定的なことが多い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| memoir | 人生の特定の時期・出来事に焦点を絞った「回想録」。autobiographyが人生全体を俯瞰するのに対し、memoirはより部分的・感情的な語りになる傾向がある。 |
| life story | よりくだけた表現で「生き様・人生の物語」を指す。必ずしも書き物の形式を取らず、口頭や映像でも使える点でautobiographyより広い概念。 |
| biography | 「他者が書いた伝記」。語り手と主人公が別人であり、客観性が高い反面、自伝ならではの内省・告白のトーンはない。 |
対義語: biography(他伝・他者が書いた伝記)
6派生語・関連語
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autobiographical
形
自伝的な・自叙伝の(性質を持つ) -
autobiographically
副
自伝的に -
autobiographer
名
自伝を書く人・自伝作家 -
biography
名
(他者が書いた)伝記
7コロケーション
- write an autobiography(自伝を書く)
- publish / release an autobiography(自伝を出版する)
- autobiographical novel(自伝的小説)
8確認テスト
“The film is essentially an autobiography — the director poured every painful experience of his youth into the script.”
① 他人が書いた伝記
② 自分の人生を描いた自伝的作品
③ 歴史上の人物の記録
④ フィクション小説
②が正解。autobiographyのコアイメージは「自分の人生を自分で語るもの」。この文では映画(フィルム)がautobiographyと呼ばれており、監督が自らの若い頃の体験をスクリプトに注ぎ込んだという文脈から、「自伝的作品(自己の人生を色濃く反映した作品)」という比喩的用法であることがわかる。①はbiographyの説明であり不適切。
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