notwithstanding
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
notwithstandingはnot+withstanding(=with+standing)から成る。withstandは「~に抵抗する・耐える」という意味で、「何かが立ちはだかって阻もうとしている状態」を表す。notがついてその阻む力を否定するため、「障害・困難・反対事情があるにもかかわらず、それをものともせず前進する」というコアイメージが生まれる。単に逆接を示す「でも」とは違い、障害が実際に存在することをいったん認めた上で、それを踏み越えるニュアンスが強い。格式的・書き言語的な語で、法律文書や改まった文章に多く現れる。前置詞・副詞・接続詞の三用法があり、文中・文末に置かれることもある。
2意味一覧
-
前置詞
…にもかかわらず
障害となる名詞句を目的語に取り、その障害を踏み越えて進む、というコアイメージが直接現れる最も基本的な用法。 -
接続詞
…であるにもかかわらず(notwithstanding that 節)
that節を続けることで、障害となる「事実・状況」全体を踏み越えるニュアンスを節レベルで表現する。althoughより格式的。 -
副詞
それにもかかわらず、それでもなお
目的語なしで文末や文中に置かれ、「それまで述べた障害をものともせず」という意味を独立して添える。nevertheless の格調高い言い換え。
3例文
4よくある間違い・注意点
「notwithstanding=despite」と単純に丸暗記しがち。despiteより格段に格式度が高く、日常会話ではほぼ使われない。法律・外交・学術文書で自然に機能する語であることを意識しよう。
文末・文中に副詞として置ける点を見落としやすい。「He was tired, but he continued notwithstanding.(それでもなお彼は続けた)」のように目的語なしで使えることに注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| despite | 意味はほぼ同じだが、despiteは日常語から改まった文体まで幅広く使える。notwithstandingは法律・公式文書など最もフォーマルな場面に限定される傾向がある。 |
| in spite of | despiteと同義で口語~書き言葉まで使える前置詞句。notwithstandingほど堅くないが、反発・不満のニュアンスをやや帯びることがある。 |
| nevertheless | 副詞として文頭・文末に置かれ「それでもなお」を表す点でnotwithstandingの副詞用法と類似。ただしneverthelessは節をまたぐ接続副詞であり、形式が異なる。 |
| although / though | 接続詞として節を導く点でnotwithstanding that節と対応するが、althoughは文体を選ばない日常語。notwithstandingは条約・法令の条文レベルの格式。 |
対義語: because of、owing to、due to
7コロケーション
- notwithstanding the fact that ~(~という事実にもかかわらず)
- notwithstanding any provision to the contrary(これに反するいかなる規定にもかかわらず ※法律文書の定型表現)
- notwithstanding the above(上記にもかかわらず ※契約書・報告書)
8確認テスト
“The treaty shall remain in force, notwithstanding the withdrawal of one signatory party.”
① 一国の署名当事者が離脱したため
② 一国の署名当事者が離脱したにもかかわらず
③ 一国の署名当事者が離脱することによって
④ 一国の署名当事者が離脱する前に
② が正解。notwithstandingは「障害をものともせず」というコアイメージを持つ前置詞で、「たとえ離脱という事態が起きても条約の効力は維持される」と逆接の関係を示している。①③④はそれぞれ理由・手段・時間を表す訳であり、コアイメージと一致しない。法律文書でこの定型表現を見た際に、即座に逆接と見抜けるかが問われる。
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