transparent
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は14冊に掲載されています。
1コアイメージ
transparentの語源はラテン語の「trans(通り抜けて)+parere(現れる・見える)」。光が物体を通り抜けて向こう側が見える、という物理的なイメージが根っこにある。ガラスや水のように「何も遮るものがない=透明な」状態を指すだけでなく、比喩的に「心の中・意図・仕組みが丸見えで隠しようがない」という状態にも使われる。だから「見え透いた言い訳」も「透明性のある組織運営」も、すべて「隠れるものが何もない・素通しで見える」というひとつのコアイメージから自然に生まれる。この「隠せない・素通し」という感覚を掴めば、どの文脈でも適切な訳を自分で導き出せる。
2意味一覧
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形容詞
透明な
光が物質を完全に通り抜け、向こう側が見える物理的状態。コアイメージそのものを表す最も直接的な用法。 -
形容詞
見え透いた・あからさまな
意図や嘘が「隠れる余地なく丸見え」になっている状態。物が透けて見えるように、内側がすっかり見通せてしまうから。 -
形容詞
透明性のある・オープンな(組織・制度・情報)
情報や意思決定プロセスが「素通しで公開されていて隠し事がない」状態。ビジネス・政治・行政の文脈で頻出する重要な意味で、見落とされがち。
3例文
4よくある間違い・注意点
「transparent」は必ずしも悪い意味ではない。「見え透いた嘘」には批判的なニュアンスがあるが、「transparent government(透明性のある政府)」はむしろ肯定的な意味で使われる。文脈によって評価が真逆になるため、プラス・マイナスのどちらかに決めつけないこと。
「clear」と混同しやすいが、clearは「明確・はっきり」というわかりやすさに焦点があるのに対し、transparentは「隠れるものがない・素通し」という開示性に焦点がある。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| clear | 「はっきり見える・理解しやすい」という認識のしやすさに重点。transparentのような「隠し事がない・オープン」というニュアンスは薄い。 |
| obvious | 「誰の目にも明らか」という意味に特化。transparentほど「意図や内側が丸見え」という比喩的ニュアンスはなく、単純に明白であることを示す。 |
| open | 「開かれた・隠し事がない」という意味で近いが、より広く使われる一般語。transparentはとくに「内側が透けて見える」という視覚的なメタファーが強い。 |
対義語: opaque(不透明な)、secretive(秘密主義の)
6派生語・関連語
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transparency
名詞
透明性;透明であること -
transparently
副詞
明らかに;透明に;オープンに
7コロケーション
- be transparent about ~(〜について包み隠さずオープンにする)
- transparent process(透明性のあるプロセス)
- transparent lie / excuse(見え透いた嘘・言い訳)
8確認テスト
The new management team pledged to run the company in a more transparent way, sharing financial reports with all employees.
①見え透いた ②透明な(光を通す) ③透明性のある・オープンな ④明白な・あからさまな
正解:③「透明性のある・オープンな」。financial reports(財務報告)をすべての社員と共有するという文脈から、「情報を隠さず公開する・素通しにする」というコアイメージが発動している。①は嘘や意図が「見え透ける」場面で使う批判的ニュアンスであり、この肯定的な文脈には合わない。②は物理的透明さで文脈が合わない。④のobviousに近い「あからさまな」も、この文脈のオープンな経営方針という意味とはずれる。
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