以下のロジックに基づき面接対策をしています。
面接対策のみ希望される方は「お問い合わせフォーム」よりご連絡ください。
医学部受験における面接の位置づけ
医学部受験において、面接はほぼ必須です。
しかし、面接はどのような質問内容になるのかは当日になってみないとわかりませんし、採点ポイントも明確ではありません。たくさん対策したからといって点数が上がるわけではありませんし、そもそも点数化しない大学もあります。ペーパーテストでほぼ合否が決まるため、できるだけ試験勉強に時間も使いたいわけです。
つまり、たくさんやればいいわけではなく、かといって無対策だと取り返しのつかないことになりかねません。
そのため、もっとも重要なのは勘所を押さえた対策をすることになります。
医学部面接の勘所とは?
医学部面接は、医学的な知識があるかを試す試験ではありません。医学的な知識を求めているのであれば、ペーパーテストで試されるはずだからです。
面接を行う目的は主に2つで、コミュニケーションが正常に取れるか、一般的な倫理観を備えているかの確認です。この2つを押さえた対策をすれば、勘所は外しません。
①医学部面接で求められるコミュニケーションとは?
医学部面接で求められるコミュニケーションとは、問われていることに100%答える能力です。
例えば、「長所と短所を教えてください」と聞かれているのに、最終的に「だから私は医師になりたいと考えています」といった終わり方をしてしまうのはNGです。あらかじめ用意してきたことを一方的に述べているだけで、コミュニケーションが成立していません。面接本番の緊張下では、答えている途中に質問内容を忘れることはよくあるので注意しましょう。
こうならないためのコツは、長く話さず、聞かれていることに対して端的に答えること。回答の分量が少なければ、面接官が「なぜそう考えるのですか?」「もう少し詳しく教えてもらえますか?」といった追加の質問をされるので安心してください。
よく聞かれる質問には答えを用意しておく
よく質問される項目は決まっています。数も少ないので、スムーズに答えられるよう回答を準備しておきましょう。
なぜ事前に用意しておくべきかというと、面接官に対するマナーだからです。基本的な質問に対して回答を手間取ってしまうのは心証が悪いです。
先述の通り、回答は端的なものを用意しておくようにしましょう。文章を丸々覚えるのではなく、骨子部分だけ決めておくと棒読みにならず、当日頭が真っ白にもなりにくいです。
あらゆる質問の回答を用意しようとする姿勢はNG
よくされる質問への回答は用意しておくべきですが、あらゆる質問を想定し、すべてに対して回答を用意しておくのはやめましょう。キリがなくて効率が悪いですし(勉強したほうがいいです)、用意していない質問が来たときに固まってしまいます。
そもそも、用意された回答をみたいのであれば、志望理由書で済むはずです。わざわざ時間と労力をかけて面接するのは、用意していない質問をしたときの反応が見たいからです。会話の流れで自然なコミュニケーションがとれるかを見ているので、質問への回答を用意しておくことは逆効果になることもあるのです。
どんな質問が来ても帰着させる”コア”を見つけておく
どうしたらいいかというと、”コア”を見つけておくことです。
例えば、部活で部長を務めていたら、どんな質問が来ても部長をしたときの経験に帰着させて回答する。リーダーシップを発揮した経験は? 長所と短所は? どんな医師になりたい? など、どれも部長の経験に絡めて話せるはずです。
活動でなくても、自分の出生や故郷に紐づけてもいいでしょう。どんな質問が来ても深く話せる、当事者として一次情報が話せる経験は誰にでもあるはずです。立派な経験というより、自身のアイデンティティを形成しているものがよいです。
知識が多少問われることも
医学的な知識は問われないと言いましたが、多少問われることもあります。
例えば、地域枠で出願した人は、当該地域の医療問題や地域医療の現状については簡単に調べていくべきです。詳しく勉強するために大学に行くわけなので、詳細まで知っている必要はありませんが、自身の考える課題と、どう貢献したいと考えているかについては答えられるようにしておきましょう。
そもそも地域枠は、その地域に残って医師として働く人を確保するための枠なので、面接では該当地域に残りたい意思がどれだけ強いか、その必然性があるのか、が見られます。
その地域で長く働きたいということをアピールするために、多少調べて自分なりの意見を持つようにしましょう。
なお、相手はプロです。おそらく自身で用意していった課題感や解決策は浅く、すでに誰かが考えているものや、すでに実施して失敗したものばかりでしょう。それでも構いません。面接では、その指摘を通してコミュニケーションが進んでいきます。その後のやり取りでちゃんとキャッチボールができたらOKです。
面接は、何を言うかを試すもの以上に、会話自体そのものが成立するかを確認するものだと捉えましょう。
②倫理観を持ち合わせているか?
過激な思想、非人道的な思想を持っていないかも当然、見られています。いくらテストの点数が良くても、ここで引っかかると一発アウトです。
普通の人が引っかかることはありませんので対策は特に不要ですが、人命を軽んじるような発言をしていないか、第三者に確認してもらうとよいでしょう。
松濤舎の医学部面接対策
<概要>
- アンケート送付(メール)・・・国公立出願校、私立2次通過校などを教えていただきます。
- 面接資料の送付(PDF)・・・回答の準備をしていただきます。
- 1回目の面接(ZOOM or 直接)・・・面接を実施します。
- 2回目の面接(ZOOM or 直接)・・・フィードバックを踏まえ2回目の面接を実施します。
私立医学部は1次合格と2次試験の間はあまり空いていないので、事前に予約だけ取っていただいたほうがよいかと思います。
<補足>
- 国公立・私立どちらにも対応しています。
- MMI対策は行っていません。
面接対策のみの料金
11,000円(税込み)
松濤舎の「医学部面接対策」に関するQ&A
- 医学部の面接では、どのようなポイントが重要ですか?
- 医学部の面接では、コミュニケーション能力と倫理観が重要です。面接官は、受験生が質問に対して適切に答えられるか、また一般的な倫理観を持っているかを確認します。これらを意識した対策が求められます。
- 医学部面接でよく聞かれる質問は何ですか?
- 医学部面接では、「長所と短所は何ですか?」や「医師になりたい理由は?」などの基本的な質問がよく出ます。これらに対する準備をしておくことで、スムーズに回答できるようになります。
- 医学部面接のためにどのような準備をすれば良いですか?
- 医学部面接の準備には、よく聞かれる質問への回答を用意し、コミュニケーションを意識した練習が必要です。また、自分の経験を基にした「コア」を見つけ、どんな質問にも対応できるようにすることが重要です。
- 面接でのコミュニケーション能力を高めるためのコツは?
- 面接でのコミュニケーション能力を高めるには、質問に対して端的に答えることが大切です。長く話すと質問を忘れやすくなるため、短く要点をまとめて答える練習をしましょう。
- 医学部面接での倫理観の重要性は?
- 医学部面接では、倫理観が非常に重要視されます。過激な思想や非人道的な発言は評価されず、普通の人が引っかかることはありませんが、注意が必要です。事前に第三者に確認してもらうと良いでしょう。
- 面接対策において「コア」とは何ですか?
- 面接対策における「コア」とは、受験生が自分の経験やアイデンティティに基づいて、どんな質問にも関連付けて答えられる中心的なテーマのことです。これを見つけることで、自然なコミュニケーションが可能になります。
- 医学部面接で知識が問われることはありますか?
- 医学部面接では、医学的な知識が直接問われることは少ないですが、地域医療の問題などについての理解や自分の考えを持つことは求められます。地域枠出願者は特に注意が必要です。
- 面接対策で避けるべき行動は何ですか?
- 面接対策で避けるべき行動は、あらゆる質問に対して完璧な回答を用意しようとすることです。これは逆効果で、自然なコミュニケーションを妨げる可能性があります。柔軟な対応が求められます。
- 医学部面接の緊張を和らげる方法は?
- 医学部面接の緊張を和らげるには、事前に模擬面接を行い、実際の状況に慣れることが効果的です。また、深呼吸やリラックスするためのストレッチも有効です。
- 松濤舎の面接対策の特徴は何ですか?
- 松濤舎の面接対策は、個別のフィードバックを重視し、受験生の特性に合わせた指導を行います。ZOOMや対面での面接練習を通じて、実践的な対策が可能です。
お問い合わせフォーム
こちらからもお問い合わせいただけます。