threat
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は13冊に掲載されています。
1コアイメージ
threatのコアイメージは「害・危険が近づいている兆候・予感」です。人間が誰かを言葉で脅す場面では「脅迫・脅し」と訳されますが、これはあくまでその一場面に過ぎません。自然災害・病気・社会問題など、人間以外が主体の場合でも広く使われ、「〜の恐れ・危険」と訳すのが自然です。核心にあるのは「まだ現実にはなっていないが、現実になりうる悪い力が存在する」という状態。だからこそ、a threat to peace(平和への脅威)やa health threat(健康上の危険)のように、抽象的・社会的な文脈でも頻繁に登場します。コアを掴めば「脅迫」以外の訳も自然に導けます。
2意味一覧
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名詞
脅迫、脅し(言葉や態度による)
人が意図的に「悪いことが起きるぞ」と相手に感じさせる行為。コアイメージの「害が迫っている」を人間が言葉で作り出しているケース。 -
名詞
脅威、危険(の恐れ)
テロ・気候変動・病気など、社会や安全に対して「悪いことが迫っている」状態そのものを指す。日本語の「〜への脅威」「〜の恐れ」に対応する、受験でも最重要の意味。 -
名詞
(危険・問題の)懸念材料、恐れのある存在
「悪い結果をもたらしかねない存在・要因」を指す用法。He is a threat to the team(彼はチームにとって脅威だ)のように、人・物が主語になることも多い。
3例文
4よくある間違い・注意点
「脅迫」という訳しか覚えていないと、a threat to peace や environmental threat のような文で意味が取れなくなる。「害・悪影響が迫っている状態・存在」というコアを意識し、文脈に合わせて「脅威・危険・懸念」などと柔軟に訳せるようにしよう。
under threat(脅威にさらされて)や pose a threat(脅威をもたらす)などのコロケーションを丸ごと覚えていないと、読解でつまずきやすい。単語単体でなくセットで押さえること。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| menace | threatより文学的・感情的な色が強く、「人や社会に対して具体的に危害を与えかねない存在・人物」というニュアンス。He’s a menace to society. のように人について使うことが多い。 |
| danger | すでに危険な状況が存在しているニュアンスが強い。threatは「まだ現実化していない悪いことの予感」だが、dangerは「今まさにある危険」に近い。 |
| warning | 「警告」という意味で、相手に注意を促す意図がある点が共通するが、warningは必ずしも悪意を伴わない。threatは意図的に害を予告する含みがある。 |
対義語: promise(良いことの予告)、assurance(保証)、safety(安全)
6派生語・関連語
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threaten
動詞
〜を脅す;〜の脅威となる;(悪いことが)起きそうである
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threatening
形容詞
脅すような、脅威的な;(天候などが)荒れそうな -
threateningly
副詞
脅すように、威圧的に
7コロケーション
- pose a threat to 〜(〜に脅威をもたらす)
- under threat(脅威にさらされて)
- make a threat(脅しをかける)
8確認テスト
Rising sea levels represent a growing threat to coastal communities around the world.
① 脅迫
② 脅威
③ 警告
④ 約束
② 脅威。主語は「海面上昇」という自然現象であり、人間が誰かを脅しているわけではない。threatのコアイメージ「害・危険が迫っている状態」がそのまま当てはまり、この文脈では「脅迫(①)」では不自然。「警告(③)」は意図的に伝える行為、「約束(④)」は正反対の意味でいずれも不適切。「脅威」が最も自然な訳。
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