tropical
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は13冊に掲載されています。
1コアイメージ
「tropical」の語源はギリシャ語の「tropikos(転換点)」で、太陽が折り返す地点、すなわち「回帰線(tropic)」に由来する。北回帰線と南回帰線の間の帯状地域が「熱帯(the tropics)」であり、そこは一年中太陽が高く、強烈な熱と光が降り注ぐ地帯だ。コアイメージは「太陽の力が最大限に発揮される場所の性質」。そこから「熱帯の(気候・生態)」という第一義が生まれ、さらに「その場所を想起させるほどの酷暑・鮮やかさ・豊かさ」というニュアンスにも広がる。日常会話では「tropical weather(うだるような暑さ)」のように比喩的に使われることも多く、単に地理的な意味にとどまらない点が重要である。
2意味一覧
-
形容詞
熱帯の、熱帯地方に属する・産する
回帰線に挟まれた地帯そのものの性質を表す最も直接的な用法。地理・気候・生態系の文脈で使われる。 -
形容詞
酷暑の、非常に暑い・蒸し暑い
熱帯の強烈な暑さのイメージを転用し、熱帯地方でなくても「熱帯並みの暑さ」を表すために使われる比喩的用法。 -
形容詞
鮮やかな、色彩豊かな(比喩的)
熱帯の植物や鳥の色鮮やかさから転じて、「目が覚めるほど鮮やか」という意味でも用いられる。特に色彩表現で見落とされがちな用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
「tropical」を「熱帯の」という地理的意味にしか結びつけないと、「It’s tropical in here!(ここ、めちゃくちゃ暑い!)」のような日常的な比喩表現を読み取れなくなる。文脈から「酷暑」「鮮やかさ」の意味で使われているかを判断する習慣をつけること。
「tropic」(名詞:回帰線、熱帯)と「tropical」(形容詞)を混同しないこと。「the Tropic of Cancer(北回帰線)」のように名詞「tropic」は特定の地理的線を指す。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| equatorial | 赤道(equator)そのものに近い地域を指す、より厳密に地理的な語。「tropical」より科学・学術的な文脈で使われることが多い。 |
| torrid | 「焼けるように暑く乾燥した」という暑さのニュアンスが強く、感情的・文学的な語。「tropical」が湿気を含む暑さに対し、「torrid」はより乾いた激しい暑さや情熱を表す。 |
| sweltering | 「うだるような暑さ」を表す口語的な語で、熱帯地方に限らずあらゆる暑さに使える。「tropical」より一時的・感覚的な暑さを強調する。 |
対義語: polar(極地の)、arctic(北極の・極寒の)、temperate(温帯の)
6派生語・関連語
-
tropic
名詞
回帰線(the Tropic of Cancer=北回帰線、the Tropic of Capricorn=南回帰線);the tropics で「熱帯地方」 -
tropics
名詞(複数形)
熱帯地方(南北回帰線の間の地帯) -
tropically
副詞
熱帯的に;非常に暑く
7コロケーション
- tropical climate(熱帯性気候)
- tropical rainforest(熱帯雨林)
- tropical storm / tropical cyclone(熱帯性暴風雨)
8確認テスト
“Open the windows — it’s absolutely tropical in this office!”
① この事務所は熱帯地方にあります。
② この事務所は熱帯の動植物でいっぱいです。
③ この事務所はまるで熱帯のようにとても暑い。
④ この事務所は熱帯性気候に適した設計です。
③が正解。この文はイギリス英語などでよく見られる日常的な比喩表現で、「熱帯並みに暑い」という意味で「tropical」を使っている。地理的・生態的な意味ではなく、「酷暑」というコアイメージの転用。「Open the windows(窓を開けて)」という文脈からも、暑さへの不満を表していることが読み取れる。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。