notorious
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は12冊に掲載されています。
1コアイメージ
notoriousの語源はラテン語の「notus(知られた)」。つまり「広く世間に知られている」という知名性のイメージが根本にある。ただし現代英語では、ほぼ必ず「悪い評判・好ましくない事柄で知られている」という否定的な文脈で使われる。単なる「有名」ではなく、「知れ渡ってしまっている」というニュアンスがあり、当事者にとって不名誉なことが世間に認知されている状態を指す。人だけでなく、場所・組織・行為にも使えるのが特徴で、「あの人がそういう人物であることは周知の事実だ」という含意がある。
2意味一覧
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形容詞
悪名高い、(悪い意味で)有名な
「世間に広く知られている」というコアに、常に否定的な事柄が結びついている。bad guy としての顔が世に知れ渡っている状態。 -
形容詞
(問題・欠点などが)よく知られた、定評のある(悪い意味で)
人に限らず、場所・制度・行為なども主語になれる。「あそこは危険なことで有名」など、悪しき特性が世間に認識されている状態を表す。
3例文
4よくある間違い・注意点
famousと混同しないこと。famousは中立または肯定的な「有名」だが、notoriousは必ず否定的な文脈で使われる。「notoriously talented(悪名高いほど才能がある)」のように副詞notoriouslyが皮肉・強調で使われることはあるが、形容詞notoriousそのものはほぼ常に悪いニュアンス。
「悪名高い」という日本語訳に引きずられ、必ず「悪名」と訳そうとしなくてよい。文脈によっては「~で知られる(悪い意味で)」「問題が多いことで有名な」など、自然な日本語表現にする方が適切な場合が多い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| infamous | notoriousよりも道徳的な非難・憎悪のニュアンスが強く、「恥ずべき行為で悪名を轟かせている」というイメージ。歴史的な悪事や重大犯罪に対してよく使われる。 |
| disreputable | 「評判の悪い」という意味で、信頼できない・評判を落とした状態に焦点。notoriousほど「知れ渡っている」という知名度の要素は強くない。 |
| infamous | notoriousが「知れ渡り方」に重点があるのに対し、infamousは「恥・不名誉」そのものに重点がある。 |
| well-known | 「よく知られた」という点では共通するが、well-knownは中立的。notoriousのような悪い含意はなく、良い意味でも使える。 |
対義語: reputable、celebrated、renowned
6派生語・関連語
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notoriously
副詞
悪名高くも、周知のとおり(悪い意味で) -
notoriety
名詞
悪名、悪評、(悪い意味での)名声
7コロケーション
- notorious for ~(~で悪名高い)
- notorious criminal / gangster(悪名高い犯罪者/ギャング)
- become notorious(悪名をはせる)
8確認テスト
“The city’s Old Quarter is notorious for its narrow streets and frequent traffic jams.”
① この地区は美しい細い路地で有名だ
② この地区は渋滞が多いことで名高い
③ この地区は細い路地と頻繁な交通渋滞で悪名高い
④ この地区は交通量が少なく静かで知られている
正解は③。notoriousは「悪い意味で広く知られている」状態を表すため、「細い路地と頻繁な渋滞」という不便・問題を伴う事柄が世間に知れ渡っているニュアンスが正確に伝わる③が最適。①は否定的ニュアンスが抜けており、②は「悪名高い」という批判的な含意が薄い。④は意味が逆。
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