volcano
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は11冊に掲載されています。
1コアイメージ
volcanoの語源はローマ神話の火の神「Vulcanus(ウルカヌス)」に由来します。コアイメージは「内部に蓄積されたエネルギーが爆発的に外へ噴き出す場所・現象」です。地球の内部に眠るマグマが地表に噴出する「火山」はまさにこのイメージの具現化。転じて、人間の心の中に抑圧されてきた激しい感情が制御できずに爆発する様子を「volcano」と呼ぶことがあります。「静かな外見の内側に危険なほどの力が溜まっており、いつ爆発するかわからない」という緊張感が、この単語全体を貫くニュアンスです。
2意味一覧
-
名詞
火山
地球内部のエネルギーが地表に噴き出す「出口」そのもの。マグマや火山灰、ガスが激しく外へ放出される地形を指す。 -
名詞(比喩)
激情・爆発寸前の感情
内部に抑えていた怒りや情熱が限界に達して外へ噴き出す様子を、火山の噴火に例えた用法。「a volcano of rage(怒りの火山)」のように使われる。 -
名詞(比喩・拡張)
一触即発の状況・爆発寸前の危機
社会的・政治的な緊張が高まり「いつ爆発してもおかしくない」状態を指す。個人の感情だけでなく、集団・社会の不安定さにも使われる重要な用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
「火山」と聞くと地理的な地形としか捉えがちだが、比喩的に「爆発寸前の感情・状況」を表す用法が大学受験の長文や文学的文脈でも登場する。volcanic(形容詞)も「火山の」だけでなく「爆発的な・激しい」という意味で使われるので注意。
active volcano(活火山)、dormant volcano(休火山)、extinct volcano(死火山)という区別は受験頻出。dormantは「眠っている=今は噴火していないが内部にエネルギーがある」、extinctは「絶滅した=完全に活動を終えた」という違いを押さえておこう。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| eruption | volcanoが「噴火する地形・場所」を指すのに対し、eruptionはその「噴火という出来事・行為」そのものを指す。比喩的に感情の「爆発」にも使われる点は共通。 |
| crater | craterはvolcanoの噴火口(くぼみ)を指す部分的な概念。volcanoが山全体・現象全体を指すのに対し、craterは開口部に焦点を当てた表現。 |
| outburst | 比喩的な「感情の爆発」という意味ではほぼ同義だが、outburstは感情が外に飛び出す瞬間・行為を指す。volcanoは「爆発寸前の蓄積状態」も含むより広い概念。 |
対義語: dormant land(休眠地)、stability(安定)
6派生語・関連語
-
volcanic
形容詞
火山の;火山性の;爆発的な・激しい -
volcanically
副詞
火山的に;爆発的に -
volcanology / volcanology
名詞
火山学 -
volcanologist
名詞
火山学者
7コロケーション
- active / dormant / extinct volcano(活火山 / 休火山 / 死火山)
- volcano erupts(火山が噴火する)
- a volcano of emotion(感情の火山=爆発寸前の強い感情)
8確認テスト
“The city’s rising unemployment rate was a social volcano that the government could no longer ignore.”
① 火山地帯
② 爆発寸前の危機
③ 自然災害
④ 活火山
②「爆発寸前の危機」が正解。volcanoのコアイメージ「内部に蓄積されたエネルギーがいつ爆発するかわからない状態」が、社会問題の深刻な緊張感を表す比喩として使われている。①④は地理的な意味に引きずられた誤答。③はvolcanoではなくdisasterに対応する訳で不適切。
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