monopoly
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は9冊に掲載されています。
1コアイメージ
monopolyの語源はギリシャ語のmonos(ひとつ)+ polein(売る)。「一者だけが売る権利を持つ」状態がコアイメージです。ビジネスの世界での「独占」が最もよく知られた用法ですが、このコアイメージは「ある分野・領域において、他者の参入や共有を許さず、一者が完全に支配・占有している状態」を指します。商業的な市場独占だけでなく、才能・能力・情報・時間など抽象的なものを「ひとり占め」している場面でも広く使われます。「特定の一者だけが持っている・支配している」という排他的専有感がこの単語の本質です。
2意味一覧
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名
(市場・産業などの)独占、独占状態
「一者だけが売る」という語源そのままの意味。他の競合が存在せず、特定企業や組織が市場を完全支配している状態。 -
名
独占権、専売権
「ひとり占め」を法的・制度的に保証された権利として捉えたもの。特許や政府認可によって他者の参入が禁じられている場合に使う。 -
名
(才能・能力などを)ひとり占めにしていること、専有
コアイメージを抽象物に拡張した用法。「No one has a monopoly on good ideas(良いアイデアをひとり占めにしている人はいない)」のように、能力や美徳を独占していないことを表す。
3例文
4よくある間違い・注意点
「独占」という訳語に引きずられ、ビジネス場面にしか使えないと思いがちだが、能力・知識・美徳などの抽象的なものを「ひとり占め」している文脈でも頻繁に使われる。No one has a monopoly on… のパターンは大学入試・英字新聞でも頻出。
monopoly(名詞)をmonopolize(動詞)と混同しないよう注意。「市場を独占する」はhave a monopoly on ~ か monopolize ~ で表す。monopoly自体は名詞なので直接動詞として使えない。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| dominance | 「支配・優位」という意味合いが強く、完全な独占でなくても圧倒的優勢の状態を指す。monopolyほど排他的・絶対的なニュアンスはない。 |
| oligopoly | 「寡占」。少数の企業が市場を支配している状態で、monopoly(一者独占)より参加者が複数いる点が異なる。 |
| cartel | 「カルテル・企業連合」。複数の企業が協定を結んで価格や生産量を支配する形態で、独占というより「談合による支配」のニュアンス。 |
対義語: competition(競争)、free market(自由市場)、rivalry(対抗・競合)
6派生語・関連語
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monopolize
動
独占する、ひとり占めにする
-
monopolist
名
独占者、独占企業 -
monopolistic
形
独占的な、独占の性質を持つ
7コロケーション
- have a monopoly on ~(〜を独占している)
- hold a monopoly(独占的地位を保持する)
- break up a monopoly(独占を解体する)
8確認テスト
“Men have no monopoly on ambition — women can be just as driven.”
① 男性は野心の独占権を持っていない
② 野心は男性だけのものではない
③ 男性は野心において独占的優位を持つ
④ 野心を持つ男性はほとんどいない
②が正解。コアイメージ「ひとり占め」から考えると、have no monopoly on ambitionは「野心をひとり占めにしているわけではない」→「野心は男性だけのものではない」と自然に訳せる。①は直訳すぎて不自然な日本語、③は意味が逆、④は文意と全く異なる。コアイメージを抽象的な文脈に応用した典型例。
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