depart
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は9冊に掲載されています。
1コアイメージ
departのコアイメージは「今いる場所や状態から離脱する」こと。de-は「分離・離れる」を意味するラテン語の接頭辞で、part(部分・側)と組み合わさり、「今いる側から離れていく」ニュアンスを持つ。物理的な移動(飛行機・列車の出発)だけでなく、「これまでの方針・慣例から逸脱する」という抽象的な文脈でも使われる。日本語で言えば「旅立つ」「出立する」に近いやや改まったトーンがあり、goよりも改まった場面や公式な文脈でよく使われる点も重要。また、婉曲表現として「亡くなる(この世を去る)」という意味でも使われることがある。
2意味一覧
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動詞(自動詞)
出発する・旅立つ
「今いる場所から離れていく」コアイメージがそのまま物理的な移動の開始を表す。goよりも改まった文体で使われることが多い。 -
動詞(自動詞)
(慣例・方針などから)逸脱する・外れる
「今いる状態・立場から離れる」というコアイメージが抽象的に転じ、従来のやり方や規範から「離れる」ことを指す。depart from tradition(慣例から外れる)のように使う。 -
動詞(自動詞)
(婉曲的に)亡くなる・この世を去る
「この世という場所から離れていく」という比喩的な用法。depart this lifeという形でよく登場し、文語・詩語的なトーンを持つ。
3例文
4よくある間違い・注意点
departは自動詞が基本なので、×「depart Tokyo」とは言えない。「depart from Tokyo」または名詞形を使って「departure from Tokyo」が正しい形。leaveは他動詞なので「leave Tokyo」が可能で、この点で混同しやすい。
「出発する」という意味しか知らないと、depart from conventionのような「慣例から外れる」という抽象的な用法を読み誤る可能性がある。fromを見たら「何から離れるのか」を意識しよう。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| leave | 最も一般的で口語的。他動詞としても使え(leave Tokyo)、場所・人・状態など幅広く目的語を取れる。departより日常的なトーン。 |
| set off / set out | 「(旅や仕事に)出かける・出発する」というやや積極的・能動的なニュアンス。目的地に向かって踏み出すイメージが強い。 |
| deviate | 「(基準・ルートなどから)逸れる」意味ではdepartに近いが、よりネガティブな逸脱を指すことが多い。departはニュートラルな「離れる」。 |
対義語: arrive、return
6派生語・関連語
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departure
名詞
出発;逸脱(a departure from ~:~からの逸脱)
-
departed
形容詞・名詞
亡くなった;(the departed)故人 -
department
名詞
部門・学部・省(元々「分かれた部分」の意から)
7コロケーション
- depart from ~(~から出発する/~から外れる)
- depart on time(定刻に出発する)
- a departure from tradition(慣例からの逸脱)
8確認テスト
“His latest novel departs from his usual style, experimenting with a much darker tone.”
① 彼の最新小説は、いつものスタイルより出発が遅れており、より暗いトーンで実験的だ。
② 彼の最新小説は、いつものスタイルを踏襲しており、より暗いトーンになっている。
③ 彼の最新小説は、いつものスタイルから離れており、より暗いトーンへの挑戦となっている。
④ 彼の最新小説は、いつものスタイルに向けて出発しており、暗いトーンを実験している。
③。depart from ~は「(慣例・スタイルなど)から逸脱する・外れる」という抽象的な用法。物理的な「出発」ではなく、「これまでのスタイルという場所から離れる」というコアイメージが機能している。①は「出発が遅れる」と物理的に誤解した選択肢、②はコアイメージと逆(from=離れる、なのに踏襲)、④は意味が通らない。
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