distant
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は8冊に掲載されています。
1コアイメージ
distantのコアイメージは「はっきりとした隔たりがある状態」です。語源はラテン語のdistare(dis-「離れて」+ stare「立つ」)で、「間を置いて立っている」イメージです。物理的な空間の隔たり(遠い場所)にも、時間的な隔たり(遠い過去・未来)にも、人間関係の心理的な隔たり(よそよそしい)にも使えます。大事なのは、単に「遠い」という距離感だけでなく、「手が届かない」「つながりが薄い」という感覚が根底にあることです。だからこそ、態度がdistantというと「壁がある・打ち解けない」というニュアンスが生まれます。
2意味一覧
-
形容詞
(空間的に)遠い、離れた
物理的な空間に「隔たり」がある状態。「近くにいない・届かない」というコアイメージがそのまま距離表現に現れる。 -
形容詞
(時間的に)遠い、はるか昔・先の
時間軸上でも「隔たり」がある状態。過去や未来が「現在から切り離されている」感覚。in the distant pastのように使う。 -
形容詞
よそよそしい、冷淡な、打ち解けない
心理的・感情的に「隔たり」がある状態。本来つながっているはずの人が「壁を作っている」というニュアンス。 -
形容詞
(親族関係が)遠い、縁の薄い
血縁関係における「隔たり」。a distant relativeで「遠い親戚」という意味になる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「遠い」という意味だけを覚えて、よそよそしい・冷淡という感情的な用法を見落としやすい。He seemed distantと言われたら「彼は遠くにいた」ではなく「彼はよそよそしかった・上の空だった」という意味になるケースが多い。
farとの混同に注意。farは単純な物理的距離を測る語だが、distantは「切り離された感覚・つながりの薄さ」を含む。感情・時間・血縁にはdistantを使い、farは使えないことが多い(×far relatives / ○distant relatives)。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| far | 純粋な物理的距離を示す語。感情・時間・関係性の隔たりには使いにくく、distantより客観的・中立的なニュアンス。 |
| remote | 「人里離れた・アクセスしにくい」ニュアンスが強く、場所の孤立感を強調する。distantより「到達困難」な隔絶感がある。 |
| aloof | 人の態度に限定して使われ、「意図的に距離を置いている・超然としている」というニュアンスが強い。distantより積極的に壁を作っている印象。 |
| cold | 感情面での距離感を表すが、distantが「隔たり・壁」なのに対し、coldは「温かみがない・冷たい」という温度感のなさに焦点がある。 |
対義語: close、near、friendly、warm
6派生語・関連語
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distance
名詞
距離、隔たり
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distantly
副詞
遠くに、よそよそしく -
distanced
形容詞・動詞過去形
距離を置いた;distance oneselfで「~から距離を置く」
7コロケーション
- in the distant future/past(はるか先の未来/はるか昔)
- a distant relative(遠い親戚)
- act distant(よそよそしい態度をとる)
8確認テスト
“Ever since the argument, she has been distant and barely speaks to me.”
① 遠くに住んでいて
② よそよそしくなって
③ 忙しくなって
④ 悲しそうにして
② よそよそしくなって。口論(argument)以来、感情的な「隔たり」が生まれ、会話もほとんどなくなったという文脈。distantの「心理的な壁・隔たり」のコアイメージが、感情的な冷淡さとして表れている典型的な用法。①は物理的距離の話ではなくspeaks to meと矛盾する。③④はdistantに含まれないニュアンス。
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