upright
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は7冊に掲載されています。
1コアイメージ
uprightは「up(上)+right(正しい・まっすぐ)」という構成から成り、「上方向にまっすぐ伸びている」というコアイメージを持つ。物理的には「垂直に立った・直立した」状態を指し、人間や物が地面に対して90度に近い姿勢を保っていることを表す。ここから、比喩的に「道徳的にまっすぐな=正直・誠実な」という意味が派生する。背筋が伸びた姿勢が「きちんとした人」を連想させるように、物理的な「直立」と精神的な「誠実さ」は同じコアから生まれている。日本語でも「背筋の通った人物」と言うように、両言語で似た発想がある点が興味深い。
2意味一覧
-
形容詞
直立した、垂直の
「上方向にまっすぐ」というコアそのもの。体や物が傾かずに垂直に保たれている物理的な状態を指す。 -
形容詞
正直な、誠実な、高潔な
「道徳的にまっすぐ上を向いている」という比喩的拡張。「曲がっていない」=「不正がない」という発想から正直・誠実の意味が生まれる。 -
副詞
直立して、まっすぐに
形容詞と同じコアイメージを副詞として使う用法。「sit upright(姿勢よく座る)」のように動作を修飾する。 -
名詞
直立した柱・支柱;アップライトピアノ
「垂直に立つもの」というコアから、建築の支柱やグランドピアノに対してピアノ線が垂直に張られたアップライトピアノを指す。
3例文
4よくある間違い・注意点
「直立した」の意味から straight と混同しやすいが、straight は「曲がりがない・一直線」という水平・垂直どちらにも使える語。uprightは特に「垂直に上向き」という方向性が強く、椅子や人の姿勢・支柱などに使われる。
「正直な」の意味では honest と類似するが、uprightはより「道徳的・倫理的にまっすぐ」という重みがあり、人格全体への高い評価を含む。軽いうそをつかないという意味では honest を使うのが自然。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| erect | 「直立した」の意味では近いが、erectは「建てられた・勃起した」というニュアンスも持ち、意図的に立てられた状態を強調する。uprightはより自然な垂直状態に使う。 |
| honest | 「正直な」という点では共通するが、honestは「うそをつかない」という日常的な誠実さ。uprightはより包括的な道徳的高潔さを指し、formal・書き言葉的なニュアンスが強い。 |
| vertical | 「垂直の」という意味では同じだが、verticalは純粋に幾何学的・物理的な方向を指す中立的な語。uprightは人や物の「姿勢・立ち方」というニュアンスを伴う。 |
対義語: crooked(曲がった、不正直な)、prone(うつ伏せの)、corrupt(腐敗した)
6派生語・関連語
-
uprightly
副詞
正直に、誠実に -
uprightness
名詞
正直さ、誠実さ、高潔さ
7コロケーション
- sit / stand upright(直立して座る・立つ)
- an upright citizen(誠実な市民)
- upright piano(アップライトピアノ)
8確認テスト
“She is one of the most upright politicians I have ever met — she refused to accept any donations from corporations.”
① 姿勢のよい
② 著名な
③ 高潔な
④ 厳格な
③ 高潔な。「企業からの献金を一切断った」という文脈から、物理的な姿勢ではなく道徳的な「まっすぐさ」が表現されている。「姿勢のよい①」はコアの物理的側面に引きずられた誤り。「厳格な④」(strict) とは異なり、uprightは規則を厳しく守るというより「曲がったことをしない誠実さ」を表す。
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