legacy
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は6冊に掲載されています。
1コアイメージ
legacyのコアイメージは「前の世代・時代から後の世代・時代へと引き継がれるもの」です。語源はラテン語の「legare(遺贈する・委ねる)」で、法律用語として「遺言による贈り物」を指したのが始まりです。そこから、物理的な財産だけでなく、文化・思想・業績・慣習など、目に見えない形で後世に残るものへと意味が広がりました。重要なのは、legacyには「意図せずとも残ってしまうもの」というニュアンスも含まれる点です。良い意味でも悪い意味でも使われ、IT分野では「時代遅れだが捨てられず残ったシステム」を指すこともあります。
2意味一覧
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名詞
(故人が遺言で残した)遺産・遺贈
コアイメージそのもの。亡くなった人が後世の人間に委ねた財産や権利を指す、最も原義に近い使い方。 -
名詞
(人・時代・出来事が後世に残した)遺産・功績・影響
物理的な財産を超え、歴史・文化・思想など目に見えない形で次世代に受け継がれるものへと拡張された意味。legacyの使用頻度はこちらの方が高い。 -
名詞・形容詞
【IT】旧式の(システム・技術)/レガシー
「過去から残り続けているもの」というコアイメージがIT分野に応用され、更新されずに残り続ける古いシステムや技術を指す。legacy system(レガシーシステム)の形でよく使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「遺産」という日本語訳から inheritance(相続財産)と混同しがちです。inheritanceは法的・財産的な「相続」に限定されますが、legacyは文化・思想・歴史的影響など無形のものにも広く使えます。大学受験の長文では「歴史的遺産」「功績」の意味で登場することの方が多いので、文脈を意識してください。
legacy は必ずしもポジティブな意味ではありません。’a legacy of poverty(貧困という負の遺産)’のように、否定的な文脈でも使われます。「遺産=良いもの」と思い込まず、文脈を確認しましょう。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| inheritance | 主に法律的・経済的な「相続財産」を指し、無形の文化的遺産には使いにくい。legacyより範囲が狭い。 |
| heritage | 共同体・民族・国家が集団として受け継いだ文化的・歴史的財産に焦点を当てる。legacyが個人や出来事に由来するのに対し、heritageはより集合的・社会的なニュアンスが強い。 |
| bequest | 遺言書による財産の「遺贈」という法律的な行為・財産そのものを指す。legacyより堅く形式的な語。 |
対義語: 現在の革新・刷新(innovation)、(文脈によっては)burden(重荷として見た場合の対比)
6派生語・関連語
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legatee
名詞
(遺言による)受遺者・遺産を受け取る人 -
legate
名詞
(歴史・宗教)使節・教皇特使(legareの派生語として共通語源)
7コロケーション
- leave a legacy(遺産を残す)
- historical / cultural legacy(歴史的・文化的遺産)
- legacy system(レガシーシステム/旧式システム)
8確認テスト
“Martin Luther King Jr.’s legacy continues to inspire people around the world.”
① 遺言書 ② 遺された財産 ③ 功績と影響 ④ 訴訟記録
③「功績と影響」が正解。キング牧師は財産を残したという文脈ではなく、彼の行動・思想が現在も世界中の人々に影響を与え続けているという内容。legacyのコアイメージ「前の時代から後の時代へ引き継がれるもの」が、有形の財産ではなく無形の影響として表れている典型的な用法。①②は財産的な意味に限定しすぎており不自然、④は完全に無関係。
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