whether
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は6冊に掲載されています。
1コアイメージ
whetherのコアイメージは「AかBか、どちらの可能性も開いたまま視野に入れる」こと。古英語の「どちら(of two)」という語源が示すように、常に「二択の間で揺れている状態」を表す。「…かどうか」という訳は、「そうである可能性」と「そうでない可能性」の二択を同時に意識している状態。「whether A or B(AかBかにかかわらず)」ではどちらの側が選ばれても結論は変わらないと言い切る。この「二つの可能性を等価に扱う」感覚が、名詞節を作るときも副詞節を作るときも一貫して流れている。
2意味一覧
-
接続詞
…かどうか(名詞節を作る)
「そうである可能性」と「そうでない可能性」の二択を丸ごと包んで目的語や主語として機能させる。if との差は「二択を明示的に意識している」点にある。 -
接続詞
…であろうとなかろうと、いずれにせよ(副詞節を作る)
「whether A or B」の形で、二択のどちらが実現しても主節の内容は変わらないと述べる。二つの可能性を等価に扱うコアイメージが「どちらでも同じ」という譲歩の意味を生む。 -
接続詞
(whether A or B の形で)AかBかを問わず、AにせよBにせよ
二つの選択肢を明示して並べ、どちらでも同じ結果だと示す。コアイメージの「二択を等しく扱う」がそのまま表れた用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
「…かどうか」という意味でwhetherとifを混同しがちだが、「主語」「前置詞の目的語」「or notを直後に置く」場合はwhetherのみ使用可能。例:The question is whether it works.(×if)/ Whether or not it rains, we’ll go.(×if or not)
whether A or Bのorを省略して「whether A」だけで書きがちになる誤りに注意。特に副詞節(譲歩)の用法ではor not / or Bを明示することで意味が明確になる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| if | 「もし〜なら」という条件のニュアンスが強く、二択を等価に扱うwhetherより「一方の可能性」に焦点が当たりやすい。名詞節でも使えるが、前置詞の直後・主語・or not直後ではwhetherのみ可。 |
| no matter which | 「どちらを選ぼうとも」と意味は近いが、こちらは口語的で動詞を伴う節を作る。whetherのほうが書き言葉に幅広く使える。 |
6派生語・関連語
-
whether or not
接続詞句
…かどうか/…であろうとなかろうと(or notを明示した強調形)
7コロケーション
- whether to do or not(〜すべきかどうか)
- whether A or B(AかBかにかかわらず)
- know / decide / ask whether …(〜かどうかを知る・決める・尋ねる)
8確認テスト
“Whether the plan succeeds or fails, we will have learned something valuable.”
① 計画が成功するためには、何か大切なことを学んでいなければならない。
② 計画が成功するかどうかは、何か大切なことを学んだかどうかによる。
③ 計画が成功しようと失敗しようと、私たちは何か大切なことを学ぶことになる。
④ 計画が失敗した場合に限り、私たちは何か大切なことを学べるだろう。
③。whether A or B(成功しようと失敗しようと)が副詞節の譲歩用法で使われており、「二択どちらが実現しても主節の内容は変わらない」というwhetherのコアイメージがそのまま表れている。①②は条件・依存関係を読み込んでおり不適切。④はfailの場合のみに限定しており二択を等価に扱うニュアンスが消えている。
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