blur
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は6冊に掲載されています。
1コアイメージ
blurのコアイメージは「はっきりした境界線や輪郭が失われ、ぼんやりとした状態になること」。元々は汚れやしみで文字や絵がにじむ様子から来ている。視覚的なぼかし(写真の顔をぼかす)はもちろん、記憶・意識・区別がはっきりしなくなること(記憶がぼやける、概念の境界が曖昧になる)にも使われる。「見えなくする」というより「輪郭・境界が溶けてなくなっていく動的なプロセス」がポイント。名詞としても「ぼんやりした状態・もの」を表す。目に涙がにじんで視界がかすむ場面から、仕事とプライベートの境界が曖昧になるという抽象的な文脈まで、共通してこの「境界線の消失」イメージが貫いている。
2意味一覧
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動詞
(視覚的に)ぼかす・かすませる・にじませる
輪郭や境界線が失われることで、物体や顔・文字などが視覚的にぼんやりする状態になること。 -
動詞
(記憶・意識・区別などを)曖昧にする・はっきりしなくする
視覚だけでなく、概念や認識の「境界線」が失われていくことで、物事の区別や記憶がぼやけた状態になる。 -
名詞
ぼやけたもの・ぼんやりした状態・(記憶の)断片
輪郭が失われた結果としての「ぼやけた状態そのもの」を名詞で表したもの。「あの日はもう記憶がぼんやりしている」という場面でよく使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
blurは「完全に消す・隠す」ではなく「境界がにじんで不明瞭になる」こと。「顔を隠す」なら hide や conceal が適切で、blurは「ぼかす」ニュアンス。
名詞用法を見落としがち。「Everything was a blur.(すべてがぼんやりとしていた/何が何だかわからなかった)」のように名詞でもよく使われる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| smear | インクや絵の具などが物理的に広がって汚れる・にじむイメージ。blurより具体的・物質的な汚れのニュアンスが強い。 |
| obscure | 意図的に、または状況的に「見えにくくする・不明瞭にする」ニュアンス。blurが輪郭の溶解プロセスなのに対し、obscureは「覆って見えなくする」感覚。 |
| dim | 光や輝きが薄れて暗くなるイメージ。blurが輪郭の消失なのに対し、dimは明るさ・鮮明さの低下。 |
対義語: sharpen、clarify、focus
6派生語・関連語
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blurry
形容詞
ぼやけた・かすんだ(blurry photo:ぼやけた写真) -
blurred
形容詞
ぼかされた・不鮮明な(blurred vision:かすんだ視界)
7コロケーション
- blur the line(s) between A and B(AとBの境界線を曖昧にする)
- blurred vision(かすんだ視界・視力の低下)
- a blur of motion(素早すぎてぼやけて見える動き)
8確認テスト
“The years have blurred together, and I can no longer remember exactly when it happened.”
① 年月が過ぎ去り、それがいつ起きたか正確に思い出せなくなった。
② 年月がたつにつれ、記憶がごちゃまぜになりいつのことか区別がつかなくなった。
③ 年月が加算され、それがいつ起きたかを計算できなくなった。
④ 年月によって記録が消去され、いつ起きたか調べられなくなった。
② が正解。blur togetherは「(複数のものの境界線が溶けて)ひとかたまりになって区別がつかなくなる」というblurのコアイメージを最もよく表している。①は自然だが「過ぎ去る」という訳ではblurの「境界の消失」ニュアンスが失われている。③④はblurの意味とは無関係。
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