inclined
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は5冊に掲載されています。
1コアイメージ
inclinedの根底にあるイメージは「傾斜・傾き(incline)」です。体が何かの方向へ自然と傾いているように、心や意識が何かへと向いている状態を表します。意識的に決断したのではなく、自然な引力・傾向として引き寄せられている感覚がポイントです。「やる気満々」よりもやや穏やかな「その気になっている」「どちらかといえばそう思っている」というニュアンスが特徴的で、完全な意志決定ではなく内的傾向を示します。物理的な坂(incline)が低い方へ物を引き寄せるように、心が自然とある方向へ引っ張られているイメージで覚えると応用が効きます。
2意味一覧
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形容詞
〜する気になって、〜したい気持ちがあって
心が特定の行動の方向へ自然と傾いている状態。強い意志というよりも「どちらかといえばそうしたい」という内的傾向を示す。 -
形容詞
〜しがちで、〜の傾向があって
繰り返しその方向へ傾く習慣的・性格的な傾向を表す。一時的な気持ちではなく、その人のパターンとして定着した「傾き」。 -
形容詞
(物理的に)傾いた、斜めの
コアイメージそのままの使い方で、物理的な傾斜・斜面を指す。日常的にはあまり多くないが、語源的に最も基本的な意味。
3例文
4よくある間違い・注意点
be inclined to do は「〜したい衝動が抑えられない」という強い感情ではなく、「どちらかといえば〜する気がある」という穏やかな傾向を示す。want to や eager to と混同して過度に強い訳をつけないよう注意。
be inclined to do と be likely to do は混同されやすいが、inclined は主語の内的傾向・意志的側面を強調し、likely は客観的な可能性・確率を表す点で異なる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| disposed | inclinedよりやや改まった語で、性格・状況によってある態度や方向へ向いているニュアンスが強い。be disposed to do の形で使われる。 |
| prone | 主に否定的な傾向に使われる(prone to mistakes「ミスしがち」)。inclinedは中立〜肯定的な文脈でも使える点が異なる。 |
| apt | be apt to do の形で「〜しがち」の意味だが、inclinedより習慣・法則的な傾向のニュアンスが強く、主語に意志がない場合にも使われる。 |
| tend | 動詞で「〜する傾向がある」。inclinedと近い意味だが、tend toは無意識の習慣的パターンに、inclinedはその時点での意識的な傾きに焦点が当たりやすい。 |
対義語: disinclined、reluctant、unwilling、averse
6派生語・関連語
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incline
動詞
〜する気にさせる、傾ける;(心が)傾く
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incline
名詞
傾斜、坂
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inclination
名詞
傾向、好み、意向;傾斜 -
disinclined
形容詞
〜する気のない、乗り気でない(inclinedの反意語)
7コロケーション
- be inclined to do(〜する気がある、〜しがちだ)
- naturally inclined(生まれつきの傾向がある)
- feel inclined to do(〜したい気持ちになる)
8確認テスト
“After hearing both sides of the story, the judge was inclined to rule in favor of the defendant.”
①裁判官は被告側の勝訴を決定した。
②裁判官は被告側の勝訴に傾いていた。
③裁判官は被告側に不利な判決を下しがちだった。
④裁判官は被告側の主張を聞こうとしなかった。
正解:②
「was inclined to rule」は「判決を下すことに心が傾いていた」という内的傾向・その時点での心理的方向性を示す。①のように「決定した」と訳すと、すでに判決が確定したかのような強いニュアンスになってしまう。inclinedのコアイメージは「傾いている途中」であり、完全な決断・確定ではないことがポイント。②の「傾いていた」が最も「まだ迷いはあるが、どちらかといえばそう思っている」という原文のニュアンスを正確に伝えている。
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