prone
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は5冊に掲載されています。
1コアイメージ
proneの語源はラテン語のpronus(前に傾いた)。物理的に「うつぶせの状態」、つまり何かに向かって前のめりに倒れ込んでいるイメージが根底にある。ここから転じて、ある方向へ引き寄せられるように「〜しやすい・〜の傾向がある」という意味が生まれた。重力に逆らえず自然と倒れてしまうように、本人の意志に反してその方向へ引き寄せられてしまうニュアンスが強い。つまりprone toは「努力しても抑えにくい、体質的・性格的な傾向」を表し、悪い意味で使われることがほとんどである。
2意味一覧
-
形容詞
〜しやすい、〜の傾向がある(be prone to do / be prone to + 名詞)
前のめりに倒れ込むように、ある状態・行動へ自然に引き寄せられる感覚。意志とは無関係に繰り返してしまう体質的・構造的な傾向を指す。 -
形容詞
うつぶせの(身体が前方に倒れた状態)
語源そのままのコアイメージ。「前に向かって倒れた」状態がそのまま「うつぶせ」になる。医療・軍事文脈で使われることが多い。
3例文
4よくある間違い・注意点
be prone to の後は名詞または動名詞(〜ing)が来るのが基本。be prone to do(原形不定詞)の形も使われるが、特にイギリス英語では to + 動名詞が自然。「prone to make mistakes」より「prone to making mistakes」が安定した表現。
likelyとの混同に注意。likelyは「状況的にそうなる可能性が高い」という客観的確率のニュアンスが強いのに対し、proneは「体質・性格・構造上の慢性的傾向」を指す。一時的な状況にproneを使うのは不自然。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| likely | 状況や確率の話をしているニュアンスが強く、一時的な可能性にも使える。proneのような「慢性的・体質的傾向」のニュアンスはない。 |
| susceptible | 外からの影響を受けやすい・弱点がある感覚が強い(病気・批判などに対して脆弱)。proneよりも「防御の弱さ」が前面に出る。 |
| apt | 「〜しがちだ」という点は似ているが、aptはやや文語的でポジティブな傾向にも使えるのに対し、proneはほぼ常にネガティブな文脈で使われる。 |
| inclined | 個人の好みや意志が働いていることが多く、「〜したい気持ちがある」という主体的なニュアンスを持つ。proneの「無意識・体質的」とは異なる。 |
対義語: resistant(抵抗力のある)、immune(免疫のある、影響を受けない)
6派生語・関連語
-
proneness
名詞
傾向、なりやすい性質 -
supine
形容詞
(proneの対義語)あおむけの;無気力な(語源的対義語として対比で覚えると効果的)
7コロケーション
- be prone to error(ミスを犯しやすい)
- accident-prone(事故を起こしやすい)
- prone to disease(病気にかかりやすい)
8確認テスト
“Children are prone to catching colds in winter.”
① 子どもたちは冬に風邪をひくことを嫌がる傾向がある
② 子どもたちは冬になると風邪をひきやすい
③ 子どもたちは冬に風邪をひく可能性がある
④ 子どもたちは冬に風邪をひくべきだ
②。proneのコアイメージは「体質・構造上、自然とその方向へ引き寄せられてしまう慢性的な傾向」。③のlikelyに近い「可能性がある」では一時的な確率のニュアンスになってしまい、proneが持つ「免疫が弱い・体質的に繰り返しやすい」というニュアンスが抜け落ちる。「ひきやすい」という体質・構造的傾向を示す②が最も自然。
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