palace
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
1コアイメージ
palaceのコアイメージは「権力・富・格式を体現する、桁外れに豪華で広大な建物」です。元々はローマの丘の名前「パラティヌスの丘(Palatinus)」に由来し、ここに皇帝の邸宅が建てられたことから「宮殿」の意味が生まれました。単に「大きい建物」ではなく、「権威の象徴としての荘厳な空間」というニュアンスが中心にあります。そのため、王宮や皇居のような公的な宮殿はもちろん、個人の豪邸・大邸宅、さらには比喩的に「まるで宮殿のような場所」(豪華な劇場・ホテルなど)にも使われます。このコアイメージを掴むことで、文脈に応じた訳語を自然に選べるようになります。
2意味一覧
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名
宮殿・王宮(君主・国家元首の公的な居所)
権力の頂点に立つ人物が住む建物こそ、palaceのコアイメージをそのまま体現したものであり、最も代表的な用法です。 -
名
大邸宅・豪邸(一般人が住む場合でも、宮殿のように豪華な建物)
「権威と富を示す壮大な空間」というコアイメージが、王族でない富裕層の邸宅にも転用されます。 -
名
豪華な公共施設・劇場・ホテルなど(比喩的・やや古風な用法)
「palace of entertainment(娯楽宮殿)」のように、格式や豪華さを誇る施設を比喩的に表す用法です。コアイメージの「圧倒的な豪華さ」が引き継がれています。
3例文
4よくある間違い・注意点
「宮殿=palace」と1対1で覚えていると、豪邸や比喩的な用法で戸惑うことがあります。「圧倒的に豪華で壮大な建物」というコアイメージで捉えると、文脈に応じた訳が自然に出てきます。
castle(城)と混同しやすいですが、castleは「防衛・軍事目的の要塞」のイメージが強く、palaceは「居住・権威の誇示」が主目的です。バッキンガム宮殿はpalaceですが、中世の騎士の城はcastleです。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| castle | 城・要塞。防衛機能を持つ石造りの建物というイメージが強く、palaceのような「豪華さ・権威の誇示」よりも「防御・威圧」のニュアンスが前面に出る。 |
| mansion | 大邸宅。富裕層の個人宅に使うことが多く、palaceほど「歴史的・公的権威」のニュアンスはない。アメリカ英語では比較的大きめの高級住宅を指すことも多い。 |
| chateau | フランス語由来で、フランスや欧州のお城・邸宅を指す。ワインの産地名にも使われ、palaceよりも「ヨーロッパの貴族的な田舎の館」のイメージ。 |
対義語: hovel、shack
6派生語・関連語
-
palatial
形
宮殿のような、壮大で豪華な
7コロケーション
- royal palace(王宮・皇居)
- palace of culture(文化宮殿)
- palatial residence(豪華な邸宅)
8確認テスト
“After years of hard work, he finally bought a house that felt like a palace — five bedrooms, a pool, and a private cinema.”
① 宮殿 ② 城 ③ 豪邸 ④ 公共施設
③ 豪邸。この文は一般人の住宅について話しており、「宮殿のような豪華さ」を比喩的に表現しています。palaceのコアイメージ「圧倒的に壮大で豪華な建物」が、文脈上は個人の邸宅(豪邸)として表れている例です。①「宮殿」では王族・国家の建物を連想させ文脈と合わず、②「城」はcastleに相当しpalaceのニュアンスとは異なります。
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