fitness
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
1コアイメージ
fitnessの語根はfit(合う・適合する)で、名詞化したもの。コアイメージは「ある目的・環境・基準に対して過不足なくぴったり合っている状態」。身体が健康であるのは「日常生活や運動という目的に対して身体が十分に適合している」からこそ「健康・体力」という意味になる。生物学的な「適者生存(survival of the fittest)」の適性もまさに「環境への適合度」。就職や役割における「適性」も同じく「その仕事の要求に人物がぴったり合っているか」という文脈で使われる。日本語の「フィットネス」は健康・運動の意味に限定されがちだが、英語のfitnessはより広く「適合していること」全般を指す。
2意味一覧
-
名詞
身体的健康・体力・体調
身体が活動の要求にぴったり合っている状態が「健康・体力」。日本語の「フィットネス」はほぼこの意味に限定されている。 -
名詞
適性・適格性(ある役割・職務などに対して)
人物がある役割や職務の要件にぴったり合っているかどうかの度合い。「彼はリーダーとしての適性がある」といった文脈で使われる。 -
名詞
適合性・適切さ(状況・目的への)
物事が目的や状況にぴったり合っていることを指す抽象的用法。道徳的・論理的文脈でも使われる。 -
名詞
(生物学)生存・繁殖適応度
ダーウィン進化論でいう「環境への適合度」。「survival of the fittest(最も適したものの生存)」の文脈でよく登場する。
3例文
4よくある間違い・注意点
日本語の「フィットネス」は運動・健康増進の意味に固定されているが、英語のfitnessは「適性」「適格性」「適合性」など幅広く使われる。試験でfitness for the roleやfitness to serveのような表現が出たとき「健康」と訳してしまわないよう注意。
fitnessとhealthは混同されやすいが、healthは身体的・精神的に良好な状態そのもの、fitnessは活動の要求を満たせるかという機能的な観点に重点がある。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| health | healthは病気でない・心身が良好という「状態」に焦点。fitnessは活動や目的に対してどれだけ適合しているかという「機能・度合い」に焦点がある。 |
| suitability | suitabilityは「その役割・状況に向いているか」という適性の意味ではほぼ同義だが、身体的健康の意味では使えない。fitnessは身体的文脈と抽象的文脈の両方をカバーする。 |
| aptitude | aptitudeは生まれ持った素質・才能に基づく適性。fitnessは鍛錬・訓練・条件整備によって高められる適合度というニュアンスが強い。 |
対義語: unfitness、inadequacy、incapacity
6派生語・関連語
-
fit
形容詞・動詞
適合している・健康な/合わせる・適合させる
-
fit
名詞
合い具合・フィット感
-
unfit
形容詞
適していない・不健康な -
fittest
形容詞(最上級)
最も適した(survival of the fittestで有名)
7コロケーション
- physical fitness(身体的健康・体力)
- fitness for the role / fitness for duty(その役割・職務への適格性)
- fitness center / fitness club(フィットネスセンター・スポーツジム)
8確認テスト
“The judge ruled that the defendant lacked the fitness to stand trial due to mental illness.”
① 体力
② 適格性
③ 健康状態
④ 運動能力
②「適格性」が正解。stand trial(裁判を受ける)という役割・法的手続きに対して、被告が精神的・法的に要件を満たしているかという「適合性・適格性」の意味で使われている。①④は身体的運動の文脈、③は医学的健康状態を指すので、この法的・能力的文脈には合わない。fitnessのコアイメージ「目的の要求にぴったり合っているか」を理解していれば、「裁判という目的への適格性」と自然に読み取れる。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。