plastic
【名】プラスチック、ビニール
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
plasticの語源はギリシャ語の「plassein(形を作る・こねる)」。コアイメージは「自由に形を変えられる・形を与えることができる」こと。プラスチックという素材は熱を加えると自由に成形できることからこの名がついた。ここから「柔軟な・可塑性のある」という形容詞の意味が生まれ、さらに「外側から形を与えられた=自然ではない・人工的な」というニュアンスへと展開する。美容整形(plastic surgery)も「身体の形を作り変える手術」という意味。つまり plasticとは、素材そのものを指すだけでなく「形成・可変性」という概念全体を表す単語である。
2意味一覧
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名詞
プラスチック;クレジットカード(口語)
熱で自在に形を作れる合成素材という意味でプラスチック。口語では「plastic(カード)」の短縮形としてクレジットカードを指すことも多い。 -
形容詞
柔軟な、可塑性のある(形を変えられる)
コアイメージそのままで、「自由に形を変えることができる」状態を表す。脳の「神経可塑性(neural plasticity)」などでも使われる専門的な用法。 -
形容詞
人工的な、偽りの、表面的な
「外から形を与えられた=自然に育ったものではない」というイメージから、感情・笑顔・人格などが「作られた・本物らしくない」という批判的なニュアンスで使われる。 -
形容詞
形成の、造形の(plastic arts:造形芸術)
「形を作り出す」コアイメージから、彫刻・陶芸など三次元的に形を作る芸術分野を指す学術的用法。 -
形容詞
(外科・医学で)形成的な(plastic surgery:形成外科・美容整形)
身体の形を再構成・修復するという意味で医療分野で頻出。受験でも文脈から意味を推測させる問題で出やすい。
3例文
4よくある間違い・注意点
「plastic」を「プラスチック(素材)」の意味だけで覚えると、形容詞として使われた場合に「人工的な・偽りの」という批判的ニュアンスや「可塑性のある」という学術的意味を見落とす。特に長文で a plastic personality(表面的な人格)や plastic smile(作り笑い)が出てきた際に意味が取れなくなる。
plastic surgery を「プラスチック手術」と直訳しないこと。これは「形成外科・美容整形手術」の意味で、受験長文でも頻出表現。語源の「形を作る」から意味を導けるようにしておくこと。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| flexible | 「曲げられる・融通が利く」の意味では近いが、flexibleには「自由に形を作れる」という可塑性のニュアンスはなく、単に「曲げても元に戻る弾力性」に近い。 |
| artificial | 「人工的・偽物」という意味では重なるが、artificialは「自然ではなく人間が作った」という中立〜ネガティブなニュアンス。plasticはさらに「本心がない・表面だけ」という批判色が強い。 |
| malleable | 「(金属などが)打ち延ばせる、影響を受けやすい」という意味で可塑性を表すが、主に物質や人の性格が他者に影響されやすい文脈で使う。plasticより硬い文語的語感。 |
対義語: rigid、genuine、authentic、inflexible
6派生語・関連語
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plasticity
名詞
可塑性、柔軟性(neural plasticity:神経可塑性) -
plastics
名詞(複数形)
プラスチック産業・素材群(総称) -
plastic surgery
名詞(熟語)
形成外科、美容整形手術
7コロケーション
- plastic surgery(形成外科・美容整形)
- plastic bag(ビニール袋・レジ袋)
- plastic smile / plastic behavior(作り笑い・取り繕った態度)
8確認テスト
His enthusiasm for the project seemed plastic — a performance put on for the boss rather than genuine excitement.
① プラスチック製の
② 柔軟な
③ 見せかけの、作られた
④ 形成的な
③「見せかけの、作られた」が正解。plastic は「外から形を与えられた=本心ではない」というコアイメージを持ち、この文脈では「上司のために演じた熱意であり、本物の興奮ではなかった」と述べている。a performance put on for the boss という補足説明がヒントになっており、「人工的・偽りの」ニュアンスが正しいと確認できる。①②④はコアイメージのほかの側面だが、この文脈には合わない。
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