intelligible
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
intelligible は ラテン語の intelligere(理解する・把握する)に由来し、語根 intel-(=間に入って) + legere(選び取る・読む)が組み合わさっています。つまり「知性が入り込んで読み取れる状態」がコアイメージです。単に「簡単」「シンプル」というわけではなく、「情報や意味が知性によって正しく受け取れる形になっている」というニュアンスがあります。英語話者は intelligible を使うとき、「内容が混乱なく届く・伝わる」という明晰さを強調しており、話す速度・語彙レベル・論理構成など、あらゆる要因によって妨げられていない状態を指します。したがって「わかりやすい」とも「理解可能な」とも訳せますが、いずれも根底には「知性が受け取れるように整っている」という一本のイメージがあります。
2意味一覧
-
形容詞
(言語・説明・信号などが)理解できる、わかりやすい
知性がきちんと受け取れる状態にあること。話し言葉なら発音や速度、書き言葉なら語彙や構成が聞き手・読み手の知性に届いている状態を指す。 -
形容詞
(雑音・外国語・不明瞭な発音などが)聞き取れる、判別できる
知覚・聴覚的に「意味が拾える」状況にも使われる。ノイズの多い環境や外国語訛りの音声が「何とか聞き取れる」ときに、単なる「わかりやすい」より「判別できる」が適切な訳になる。 -
形容詞
(哲学・抽象概念が)理性・知性によって把握できる、可知的な
哲学用語としては「感覚ではなく純粋な知性で把握可能なもの」という意味で使われる(対:sensible=感覚で知覚できる)。コアイメージの「知性で読み取れる」が最も直接的に現れる用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
understandable(主観的に「自分には理解できる」)と混同しがちだが、intelligible は「情報・発話・信号の側が明晰で届く形になっている」という客観的な質を指す。intelligible speech は「聴者の知性に届く明瞭な発話」であり、I find this intelligible. よりも This speech is intelligible. という形で使われることが多い。
comprehensible と非常に近いが、intelligible は「知性・理性で拾い上げられる」という認知的な側面が強く、哲学・言語学・音響工学などの専門的文脈でも頻出する。comprehensible は日常的に「理解しやすい」という意味で広く使われ、置き換えやすい場面が多い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| comprehensible | 「内容全体が把握しやすい」という日常的なわかりやすさを指す。intelligible ほど「知性・理性による受け取り」のニュアンスは強くなく、専門的文脈には intelligible が好まれる。 |
| understandable | 「(自分が)理解できる」「(事情を考えると)もっともだ」と聞き手の主観・共感を含むことが多い。intelligible は発話・情報の客観的明晰さに焦点を当てる。 |
| clear | 最も汎用的で「見通しのよい・曖昧でない」全般を指す。intelligible は知性による受容という絞り込まれた状況で使われ、より学術的・技術的な響きがある。 |
| lucid | 「光が通るように透き通っている」というイメージで、論理や文体の論理的明晰さを強調する語。intelligible が「受け取れる」という受信側の可能性を示すのに対し、lucid は送り手の表現の質を称える。 |
対義語: unintelligible、incomprehensible、incoherent
6派生語・関連語
-
unintelligible
形容詞
理解できない、判別できない -
intelligibility
名詞
理解可能性、明瞭度(音声工学や言語学で頻出) -
intelligibly
副詞
わかりやすく、明瞭に -
intelligence
名詞
知性、情報(同語根)
7コロケーション
- intelligible to ~(〜にとって理解できる)
- barely / hardly intelligible(かろうじて聞き取れる・ほぼ判別できない)
- mutually intelligible(相互に通じ合える)※言語学で「方言・言語が互いに通じる」場合に使う
8確認テスト
Despite his thick accent, his English was perfectly intelligible to native speakers.
① 彼の英語は訛りが強かったので、ネイティブには全く通じなかった。
② 訛りはきつかったが、彼の英語はネイティブスピーカーに十分伝わった。
③ 彼はネイティブと同じくらい流暢な英語を話した。
④ 訛りがあったにもかかわらず、彼の英語はとても難しかった。
②
【解説】intelligible のコアイメージは「知性・聴覚でちゃんと受け取れる状態にある」こと。despite his thick accent という逆接を受け、「訛りがあっても情報はきちんと届いた」という意味になる。「流暢(fluent)」とは異なり、「明瞭で通じた」という点に焦点があるので②が最も自然。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。