none
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
noneは「no one(だれもいない)」が縮まった語で、その根底には「ゼロ個・ゼロ人・ゼロの量」という完全な不在のイメージがある。「not any(ひとつも〜ない)」よりも強く、グループや集合の中から何も・だれも該当するものが存在しないことを宣言する語だ。代名詞として使われるのが基本で、「そのどれも〜ない」と特定された集合を前提にした否定を表す。副詞的に「まったく〜ない・少しも〜ない」として the too や the wiser のような形で使われる用法もある。数えられる名詞にも数えられない名詞にも使える点が特徴で、「量がゼロ」と「数がゼロ」の両方をカバーする。
2意味一覧
-
代名詞
(複数の中の)だれも〜ない、どれも〜ない
特定の集合の中に「ゼロ人・ゼロ個」しか存在しないことを示す。of the〜と組み合わせて使われることが多い。 -
代名詞
(不可算名詞と組み合わせて)少しも〜ない、まったくない
量がゼロであるというコアイメージがそのまま出る用法。water, time, moneyなど不可算名詞と相性がよい。 -
副詞
(none the + 比較級で)少しも〜ない、いっこうに〜ない
「ゼロの影響しか受けていない」という意味で、程度がまったく変化しないことを表す慣用表現。
3例文
4よくある間違い・注意点
noneは単数・複数どちらで受けるか迷いがち。現代英語では複数扱いが一般的だが(None of them are ready.)、フォーマルな文章では単数扱いもある(None of the information is reliable.)。不可算名詞の場合は必ず単数扱い。
no oneやnobodyと混同されやすいが、noneはモノにも使える代名詞(None of the books was useful.)なのに対し、no one / nobodyは人だけを指す。またnoneはof the〜と続けることができるが、no oneはno one of〜とは言わない。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| no one / nobody | 人だけに使える代名詞。noneが「集合の中にゼロ人・ゼロ個」という集合的な否定なのに対し、no one / nobodyは「この世に一人もいない」という広い意味で使われる。of the〜は続けられない。 |
| nothing | モノや事柄に限定した否定。noneが数・量のゼロを表すのに対し、nothingは「物事がまったく存在しない」というニュアンス。 |
| not any | noneよりやや軽い否定で、口語的。not any of them ≒ none of them だが、not anyは否定の焦点が動詞側にある感覚。 |
対義語: all、some、any
6派生語・関連語
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nonetheless
副詞
それにもかかわらず(none + the + less → 少しも少なくなることなく → それでも)
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nonentity
名詞
取るに足らない人・もの(none + entity → 存在感ゼロ)
7コロケーション
- none of the + 複数名詞(none of the students, none of the options)
- none at all(まったくもって存在しない、強調用法)
- none the + 比較級(none the better / wiser / less)
8確認テスト
「She had been studying for months, but she was none the wiser about the topic.」
①彼女は何ヶ月も勉強していたが、そのトピックについて少しも賢くなれなかった。
②彼女は何ヶ月も勉強しておらず、そのトピックについて何も知らなかった。
③彼女は何ヶ月も勉強していたが、そのトピックについて誰も知らなかった。
④彼女は何ヶ月も勉強していたが、そのトピックについては何も勉強しなかった。
① 「none the 比較級」は「少しも〜ない(変化ゼロ)」を意味する副詞用法。何ヶ月も勉強したにもかかわらず、理解度がまったく変わらなかったというコアイメージが①に最も正確に反映されている。②③④はnoneの代名詞用法と混同した誤訳。
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