rhetoric
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
rhetoricの語源はギリシャ語の「rhētorikē(弁論術)」で、古代ギリシャ・ローマ時代に「人を説得するための言葉の技術」として体系化された学問を指す。コアイメージは「言語表現を意図的・技術的に操ること」。この技術は「磨かれた修辞法」という肯定的な意味にも、「中身のない華麗な言葉だけ」という否定的な意味にも振れる。政治演説やディベートで巧みに使われる「説得のための言葉の技巧」全般を指し、文脈によって「弁論術」「修辞法」「空虚な美辞麗句」と訳し分けるのが自然。言葉の中身より「どう響かせるか」に焦点が当たっているのがこの単語の本質。
2意味一覧
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名詞
修辞法・弁論術(言葉を効果的に用いる技術や学問)
古代から「人を動かすための言語技術」として体系化された学問。言葉を意図的に操るコアイメージそのままの意味。 -
名詞
美辞麗句・空疎な言葉(実質を欠いた華やかな言い回し)
「巧みに操られた言葉」が行きすぎると、中身よりも表面的な飾りだけになる。ここから「言葉ばかりで内容が伴わない」という批判的ニュアンスが生まれる。 -
名詞
説得的な言い回し・巧みな表現(特に政治・法廷・スピーチ場面で)
弁護士・政治家・演説家が聴衆を動かすために使う言語的技巧を指す。日本語では「話術」「弁舌」とも訳せる文脈。
3例文
4よくある間違い・注意点
「rhetoric=美辞麗句(否定的)」とだけ覚えると失敗する。文脈によっては中立・肯定的に「弁論術・修辞法」の意味になる。特にacademic(学術)文脈では批判的ニュアンスは薄い。
「mere rhetoric(単なる美辞麗句)」「empty rhetoric(空疎な言葉)」のように形容詞がつくと否定的ニュアンスが強まるが、単独の rhetoric は価値中立的な場合もある。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| oratory | 演説・雄弁そのもの(パフォーマンスとしての「話す行為」)に焦点。rhetoricが技術・学問なのに対し、oratoryはその技術を活かした実際の「演説・雄弁」を指す。 |
| eloquence | 流暢で感動的に話す能力・才能。rhetoricより技術的な計算より天賦の才や流麗さに焦点が当たる。否定的ニュアンスはほぼない。 |
| bombast | 誇張した大げさな言葉。rhetoricの否定的側面に特化した語で、常に批判的ニュアンスを持つ。 |
対義語: plain speech(平易な言葉)、frankness(率直さ)、substance(実質・中身)
6派生語・関連語
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rhetorical
形容詞
修辞的な、レトリックの;(rhetorical questionで)答えを求めない修辞疑問の -
rhetorically
副詞
修辞的に、レトリックとして -
rhetorician
名詞
修辞学者、弁論家
7コロケーション
- empty / mere rhetoric(空疎な美辞麗句)
- political rhetoric(政治的な言い回し・扇動的な言葉)
- rhetorical question(修辞疑問文―答えを求めない問いかけ)
8確認テスト
“His speech was powerful, but critics argued it was all rhetoric and no action.”
① 修辞学の研究であり
② 言葉だけで行動が伴わない美辞麗句に過ぎず
③ 非常に論理的な内容であり
④ 感情に訴えかける演技であり
②。「all rhetoric and no action」は「言葉(の技巧)ばかりで行動がない」という決まった表現。rhetoricの「中身を欠いた華麗な言葉」という否定的ニュアンスが全面に出ている。③の「論理的」はむしろrhetoricとは逆方向のニュアンスで誤り。
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