ingredient
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は16冊に掲載されています。
1コアイメージ
ingredientはラテン語の「ingredi(中に入る)」に由来する。つまり「何かの中に入り込んで、全体を形成する要素」がコアイメージだ。料理でいえば「食材・材料」、つまりレシピという全体を完成させるために「中に入る個々の要素」である。このイメージが抽象的な領域にも広がり、「成功」「幸福」「問題解決」などの複雑な結果を生み出すための構成要素・因子という意味でも使われる。単なる「もの」ではなく、「組み合わさって初めて意味を持つ、不可欠なピース」というニュアンスが根底にある。
2意味一覧
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名詞
(料理などの)原料、材料
レシピという「全体」の中に入り込み、料理を完成させる個々の要素。最も基本的・具体的な用法。 -
名詞
(成功・結果などの)構成要素、要因
料理以外でも「ある結果を生み出すために必要な中に入るもの」として抽象的に転用される。「成功のための因子」など。 -
名詞
(製品・混合物の)成分、配合物
薬・化粧品・工業製品など、複数の物質が組み合わされた製品を構成する「中に入る個々の成分」。食品に限らず幅広く使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「material」と混同しやすいが、materialは「素材・原材料」という意味で建築や工業の文脈でよく使われ、組み合わせのニュアンスは弱い。ingredientは「複数の要素が組み合わさって全体を作る」というニュアンスが必須で、料理・抽象概念・製品成分に限定される傾向がある。
日本語の「成分」と聞くと化学的なものを想像しがちだが、ingredientは「信頼は成功のingredientだ」のように、抽象的・比喩的な文脈でも非常によく使われる。文脈を無視して「材料」とだけ訳すと不自然になる場合がある。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| component | 機械・システムなどの「構成部品」のニュアンスが強く、組み合わさって機能する物理的・論理的パーツを指す。ingredientほど「混ざり合う」感覚はない。 |
| element | 「基本的な要素・元素」という意味で最も汎用的。ingredientが「組み合わせて全体を生む」ニュアンスを持つのに対し、elementは単に「構成する一つ」を指す。 |
| factor | 主に抽象的な文脈で「結果に影響を与える要因」を指す。ingredientが「不可欠なピース」感を持つのに対し、factorは「影響を与えるもの(必ずしも不可欠ではない)」。 |
対義語: result(結果)、product(産物)
6派生語・関連語
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ingress
名詞
入ること、入場(同じ語根ingrediから派生)
7コロケーション
- key / essential ingredient(重要な/不可欠な要素)
- list of ingredients(成分表示、材料一覧)
- mix / combine ingredients(材料を混ぜ合わせる)
8確認テスト
“Passion, discipline, and a willingness to fail are the essential ingredients for innovation.”
①革新のための原材料
②革新を生み出すための不可欠な要素
③革新に必要な原料成分
④革新のための化学的成分
②が正解。文脈は料理でも製品でもなく、「イノベーション(革新)」という抽象的な結果を生み出すための構成要素を述べている。ingredientのコアイメージ「全体を作るために中に入り込む不可欠なピース」が抽象的に使われており、ここでは「要素」「要因」が最も自然な訳。①③④は「材料・原料・成分」という具体的・物理的なニュアンスに引っ張られすぎており、この抽象的な文脈には不自然。
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