captive
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
captiveのコアイメージは「外から力を加えられて自由を奪われた状態」。語源はラテン語のcapere(つかむ・捕らえる)で、captureと同根。物理的な監禁だけでなく、心や注意が何かに「がっちりつかまれて離れられない」比喩的な状態にも使われる。だからこそ「captive audience(逃げられない聴衆)」や「hold someone captive(心を虜にする)」のような表現も生まれる。「日本語の『虜』に近い感覚だが、英語のcaptiveはより広く、物理的・精神的どちらの束縛にも使える点が特徴だ。
2意味一覧
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形容詞
とらわれの、監禁された
物理的に自由を奪われ拘束された状態。コアイメージの最も直接的な表れ。 -
形容詞
(心や注意が)虜になった、惹きつけられて離れられない
自由を奪われた状態が精神的に転用され、興味や感情が「がっちりつかまれて離れられない」様子を表す。 -
形容詞
(市場・聴衆などが)選択の余地のない、逃げ場のない
captive audience(逃げられない聴衆)のように、他の選択肢がなく拘束された状況に置かれていることを指す、ビジネス・社会文脈で重要な用法。 -
名詞
捕虜、とらわれの身の人
形容詞の意味がそのまま名詞化したもの。自由を奪われた「人」そのものを指す。
3例文
4よくある間違い・注意点
captiveは形容詞・名詞の両方で使えるが、「hold captive」は形容詞用法(hold O captive = Oをとらわれの状態に保つ)であり、hold O a captiveとは通常言わない点に注意。
captureと混同しがち。captureは「捕らえる」という動作(動詞・名詞)を表すのに対し、captiveは「捕らえられた状態・人」を表す。captureした結果がcaptiveな状態になる、と整理しよう。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| prisoner | 法的・刑事的な文脈で「囚人・収監者」を指すことが多く、制度的な拘禁に焦点を当てる。captiveは戦争や誘拐など制度外の拘束にも広く使える。 |
| hostage | 交渉の手段として人質に取られた人を指す。目的が「取引・脅迫」にある点でcaptiveより限定的。 |
| entranced | 比喩的な「虜になった」意味での類義語。こちらは魔法にかかったような恍惚感が強く、captiveより一時的・感情的なニュアンスが出る。 |
対義語: free、liberated、released
6派生語・関連語
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capture
動詞・名詞
捕らえること、捕獲する
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captivity
名詞
監禁状態、囚われの身であること(in captivity:監禁されて)
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captor
名詞
捕らえた人、捕獲者(captiveの対義語的な立場) -
captivate
動詞
(人を)魅了する、虜にする
7コロケーション
- hold someone captive(人を監禁する・虜にする)
- captive audience(逃げ場のない聴衆・選択の余地のない視聴者)
- take someone captive(人を捕虜にする)
8確認テスト
The brilliant speaker had a captive audience of 500 students who were required to attend the lecture.
① 熱心に聴き入っている聴衆
② 授業料を支払った聴衆
③ 逃げ場のない、強制参加の聴衆
④ 専門知識を持つ聴衆
③
「required to attend(出席を義務付けられた)」という文脈から、聴衆は自分の意志で参加したわけではなく、選択の余地なく拘束された状態にある。captive audienceは「逃げ場のない聴衆」というビジネス・社会文脈での重要表現。①は比喩的用法として一見正しそうだが、この文では強制参加というコアイメージが前面に出ており③が最適。
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