cradle
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
cradleの根底にあるイメージは「赤ちゃんを優しく包み込む揺りかご」です。揺りかごとは、新しい命が宿り、守られながら育ちはじめる「起源・出発点」の象徴。そこから転じて、何かが生まれ育った場所・時代・環境全般を指すようになりました。「文明のゆりかご」「民主主義のゆりかご」のように、ある文化や思想が最初に芽生えた場所を cradle と表現します。また動詞としては「ゆりかごに抱くように大切に包み込む」というイメージが広がり、物や人を腕や手でそっと支え抱える動作を表します。生まれたての柔らかいものを壊さないよう丁寧に守る、という感覚がこの語全体を貫くコアです。
2意味一覧
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名
ゆりかご
新しい命を揺らしながら守る器そのものであり、コアイメージの最も直接的な表れ。 -
名
発祥の地・揺りかご(文化・文明・思想などが生まれた場所)
「何かが最初に生まれ育った場所」というコアイメージが抽象的な対象に広がった用法。 -
名
幼少期・初期の段階(from the cradle で「生まれたときから」)
揺りかごが象徴する「人生の最も早い段階」というイメージがそのまま時間的な起点を表す。 -
動
(腕や手で)そっと抱きかかえる・支える
揺りかごで赤ちゃんを優しく包む動作のイメージが、物を壊さぬよう丁寧に抱える行為に転用された。
3例文
4よくある間違い・注意点
名詞の「ゆりかご」の意味しか覚えていないと、「the cradle of democracy(民主主義の発祥地)」や動詞「cradle(そっと抱きかかえる)」が読めなくなる。コアイメージ「大切なものを包み込む起源の場」を意識することで、文脈に応じた意味が自然に引き出せる。
cradleとbedを混同しないこと。bedは単なる「寝る場所」だが、cradleは「揺れ動きながら守る」という能動的な保護のニュアンスと「始まり・起源」の含意がある。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| birthplace | 「発祥の地」という意味では近いが、birthplaceは中立的に「生まれた場所」を指すだけで、cradleが持つ「優しく守られながら育つ」という温かい保護のニュアンスはない。 |
| origin | 「起源・始まり」という点では重なるが、originは抽象的な出発点全般を指し、人や文化を包み込むような温もりのイメージはcradleほど強くない。 |
| crib | 物理的な「乳幼児用ベッド・揺りかご」として使える点では近いが、cribは単なる寝具を指し、cradleが持つ比喩的な「発祥・起源」の意味はない。 |
対義語: grave、tomb
6派生語・関連語
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cradlesong
名
子守唄(=lullaby) -
cradle-to-grave
形(複合形容詞)
ゆりかごから墓場までの・生涯にわたる(例:cradle-to-grave welfare)
7コロケーション
- the cradle of civilization / democracy(文明・民主主義の発祥地)
- from the cradle to the grave(ゆりかごから墓場まで=一生涯)
- cradle ~ in one’s arms(〜を腕の中にそっと抱きかかえる)
8確認テスト
“The researcher cradled the ancient vase in both hands, careful not to drop it.”
① 古代の壺を両手で激しく揺らした
② 古代の壺を両手でそっと抱えた
③ 古代の壺を両手で高く掲げた
④ 古代の壺を両手で勢いよく持ち上げた
② 古代の壺を両手でそっと抱えた。cradleのコアイメージは「壊れやすいものを揺りかごのように優しく包み込む」こと。動詞として使われるときも「力を込めて持つ」のではなく「丁寧に、落とさないよう包み込むように支える」というニュアンスが必ず入る。文脈の「careful not to drop it(落とさないよう注意して)」もこのニュアンスと完全に一致する。
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