indirect
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
indirectの核心は「直線(direct)でない」こと。in-は否定の接頭辞で、directは「まっすぐ向かう」というイメージ。つまりindirectは「目的・相手・原因にまっすぐ向かわず、どこかを迂回している状態」を表す。道が曲がりくねっている物理的な迂回路から、言いたいことを正面から言わない遠回しな表現、さらには直接の原因ではなく間接的に関わる関係性まで、「一直線でない」というコアイメージが一貫して流れている。だから文脈に応じて「遠回りの」「間接的な」「遠回しな」「婉曲的な」などさまざまな日本語があてはまる。
2意味一覧
-
形容詞
間接的な、直接関係しない
原因・影響・関係などがまっすぐつながっておらず、何かを経由している状態。コアイメージの最も基本的な用法。 -
形容詞
遠回りの、一直線でない
道や経路が目的地に向かって一直線でなく曲がりくねっている状態。物理的な「迂回」を表すコアイメージそのもの。 -
形容詞
遠回しな、婉曲的な(言い方・態度が)
言いたいことや本音にまっすぐ向かわず、言葉や態度でぐるりと回り道をしている状態。見落とされがちだが日常会話では最も重要な意味のひとつ。
3例文
4よくある間違い・注意点
「間接的な」という日本語訳だけを丸暗記すると、人の態度や発言を描写する文脈(She is very indirect.「彼女はとても遠回しな言い方をする」)でピンとこなくなる。コアイメージ「まっすぐ向かわない」を押さえておけば、どの文脈でも自然な訳が導き出せる。
circuitousやroundaboutも「遠回り」を意味するが、indirectより文語的・硬い表現。indirectは物理的迂回・抽象的間接性・婉曲表現の三つすべてに使える汎用性が強みなのに対し、circuitousは主に物理的・手続き的な遠回りに限定される。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| roundabout | 主に「言い方や経路が遠回り」という意味で使われ、indirectよりもやや口語的。抽象的な「間接的な因果関係」には使いにくい。 |
| oblique | 「斜めの・斜め方向からアプローチする」というニュアンスが強く、主に批判や言及が正面を避けてほのめかす場面に使われる。indirectより文語的。 |
| circuitous | 「ぐるぐる迂回する」という物理的・手続き的な遠回りを強調する語。因果関係や態度の婉曲さにはほぼ使えない。 |
対義語: direct、straightforward
6派生語・関連語
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indirectly
副詞
間接的に、遠回しに -
indirectness
名詞
間接性、遠回しであること -
direct
形容詞
直接の、まっすぐな(対義の語根)
7コロケーション
- indirect effect(間接的な影響)
- indirect speech(間接話法)
- indirect approach(遠回しなアプローチ)
8確認テスト
“His criticism of the project was indirect — he never said it was bad, but kept asking uncomfortable questions.”
① 間違いだらけの
② 遠回しな
③ 的外れな
④ 見当違いの
②「遠回しな」が正解。彼はプロジェクトを「悪い」とまっすぐ言わず、不快な質問を繰り返すという迂回した方法で批判していた。まっすぐ向かわずに言いたいことを伝えるコアイメージが「遠回しな批判」として現れている典型例。①③④はいずれもindirectのコアイメージ(一直線でない)とは無関係な意味。
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