perspire
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
perspireはラテン語のper(通り抜けて)+spirare(息をする・吹く)が語源。「皮膚という膜を通して気体・液体が外へ滲み出る」というイメージが根底にある。sweatingと違い、もともとは医学・生理学的な文脈で使われた格調のある語。汗を「吹き出す」のではなく、じわりと「滲み出る」ニュアンスがあるため、やや上品・婉曲な表現として用いられることが多い。また語源のspirare(息をする)が示すように、「皮膚呼吸・蒸散」という生物学的なプロセスを指すこともある。人間だけでなく植物の蒸散(transpire)と同じ語族であることからも、「膜を通した液体の滲出」というコアが見えてくる。
2意味一覧
-
動詞
汗をかく・発汗する
皮膚を通して水分が滲み出るという生理現象そのものを指す。sweatingより丁寧・上品な語感を持ち、医学的・婉曲的文脈でよく使われる。 -
動詞
(植物・皮膚などが)水分を蒸散する・発散する
コアイメージである「膜を通して液体が滲み出る」が生物学的プロセスにそのまま当てはまる。人間以外の生物や組織が水分を外へ放出する場合にも使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
sweatingとの混同に注意。sweatは「ドッと汗をかく・汗が滴る」という粗野・激しいニュアンスを持つ口語表現。perspireは「じわりと発汗する」という上品・婉曲な響きがあり、フォーマルな文章や医療文脈で好まれる。Ladies glow, gentlemen perspire, but men sweat(レディは輝き、紳士は発汗し、男は汗をかく)という有名な言い回しに、この語感の差がよく表れている。
transpire(蒸散する・漏れ出る・明らかになる)と語源が同じで混同しやすい。transpireはtrans(横断して)+spirareで「外部へ完全に出る」ニュアンスが強く、情報が「漏れ出る・明るみに出る」という比喩的意味でも広く使われる点がperspireとの大きな違い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| sweat | 最も一般的な口語表現。汗がドッと出る激しい発汗や、比喩的に「苦労する・あくせくする」という意味でも使われる。perspireよりくだけた語感。 |
| exude | 液体・香りなどが「にじみ出る・発散する」意味で、perspireより広い対象に使える。人物が「自信をにじみ出す(exude confidence)」のように比喩表現でも頻用される。 |
| transpire | 植物の蒸散など「気体・水分が外へ出る」という点は共通するが、「情報・秘密が漏れ出る・(事が)明るみに出る」という比喩的意味を持つのがtranspireの特徴。 |
対義語: absorb、retain
6派生語・関連語
-
perspiration
名詞
汗・発汗(行為)。「Genius is one percent inspiration and ninety-nine percent perspiration.(天才とは1%のひらめきと99%の汗)」という名言で有名。 -
perspiring
形容詞・現在分詞
汗をかいている・発汗中の
7コロケーション
- perspire heavily(ひどく汗をかく)
- begin / start to perspire(汗をかき始める)
- perspire with nervousness / anxiety(緊張・不安で汗をかく)
8確認テスト
「The surgeon remained calm throughout the difficult operation, though those observing could see she had begun to perspire.」
① 震えが止まらなかった
② 汗をにじませ始めていた
③ 集中力を失い始めていた
④ 顔色が青ざめ始めていた
② 汗をにじませ始めていた。perspireは「皮膚を通してじわりと水分が滲み出る」というコアイメージを持つ上品な語。この文では外科医が冷静さを保ちつつも、身体的には発汗し始めていたという状況を婉曲かつ正確に表現している。sweatingではなくperspireが使われていることで、医療現場の緊張感を格調を保ちつつ伝えるニュアンスが生まれている。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。