plow
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
plowのコアイメージは「刃や重い力で地面(や障害物)を力強く押し進め、切り裂きながら進む」こと。農業での「耕す」という意味が原点で、鋤(すき)が土を押しのけながら進む様子を思い浮かべると分かりやすい。ここから転じて、雪・水・人込みなど様々な「障害」を押しのけながら突き進む動作全般に使われる。「頑張って取り組む」「(本・仕事を)懸命にこなす」という比喩的用法もこのイメージから自然に派生している。「ただ進む」ではなく、「抵抗を力でかき分けながら進む」というダイナミックさが核心にある。
2意味一覧
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動
(土地を)耕す、鋤で起こす
鋤が土を力強く押し分けながら進む動作が語源そのもの。コアイメージが最も直接的に現れた意味。 -
動
(雪・人込みなどを)かき分けて進む、突き進む
「抵抗するものを力で押しのけて進む」というコアイメージが、雪や群衆など農地以外の障害にも適用されたもの。 -
動
(本・仕事などを)骨を折って進める、懸命にこなす
「困難を力でかき分けながら前進する」イメージが比喩的に転用され、「辛抱強く取り組む」というニュアンスになる(主に plow through の形で使う)。 -
名
鋤(すき)、プラウ(耕作機械)
動詞の原点となった農具・農業機械そのものを指す名詞用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
「plow through ~」を単に「~を通り抜ける」と訳してしまいがち。しかし「相当の力・労力をかけてかき分けながら進む」という抵抗感・骨の折れる感じが必ず含まれるので、文脈に応じて「かき分ける」「骨を折って取り組む」などの表現を選ぶこと。
英国英語では plough とつづることが多い。発音は同じ(plάʊ)だが、スペルの違いで別単語と誤解しないよう注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| till | 「耕す」の意味に限定され、plowより農業的・文語的なニュアンス。「力強く押し進む」という拡張的用法はない。 |
| cultivate | 「耕作する・育てる」の意味で、土地・植物・関係などに幅広く使えるが、力でかき分けるダイナミックさはない。より丁寧・計画的なイメージ。 |
| push through | 「力強く突き進む」という意味では近いが、plowより表現が一般的で、刃や重さで切り裂く感覚はない。 |
対義語: harvest、reap
6派生語・関連語
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plowman
名
農夫、鋤を使う人 -
plowshare
名
鋤の刃(「剣をすきの刃に」という聖書の表現で有名) -
snowplow
名
除雪車、雪かき機
7コロケーション
- plow through ~(~をかき分けて進む/~を骨を折ってこなす)
- plow a field(畑を耕す)
- plow money into ~(~に資金を大量につぎ込む)
8確認テスト
“The startup plowed all its profits back into research and development.”
① そのスタートアップは全利益を研究開発から引き上げた。
② そのスタートアップは全利益を研究開発にそっくりつぎ込んだ。
③ そのスタートアップは研究開発の利益をすべて耕作に使った。
④ そのスタートアップは利益をゆっくりと研究開発に回した。
②。plow ~ into … は「~を…に力強く投入する・つぎ込む」という慣用表現。「力強く押し込む」というコアイメージから、資金・エネルギーを大量かつ積極的に注ぎ込む意味になる。①は逆方向、③は農業と混同、④は「ゆっくり」という語感がplowのダイナミックさと合わない。
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