uproot
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
uprootは「up(上へ)+ root(根)」の合成語で、「根を上に向けて引き抜く」というイメージが核にある。植物を根ごと引き抜くと、その植物はもはや元の場所に戻れず、養分も断たれて生きていけない。このイメージが転じて、①悪習や危険なものを「根っこから完全に取り除く=根絶する」、②人や集団をそれまで根を張っていた場所(故郷・土地・共同体)から強引に引き離す=「追い出す・移住させる」という意味が生まれる。単に「除去する」ではなく、長く根を張ったものを根こそぎ断つ、という「完全性・強制性」が常にニュアンスとして含まれる点が重要。
2意味一覧
-
動詞
(植物を)根こそぎ引き抜く
コアイメージそのもの。植物の根を文字通り地面から引き抜く物理的な動作を指す。 -
動詞
(悪弊・組織などを)根絶する、一掃する
長年根を張ってきた問題や悪を、表面だけでなく根本から完全に取り除くイメージから生まれた比喩的用法。 -
動詞
(人を慣れ親しんだ場所・生活から)引き離す、移住を余儀なくさせる
人が「根を張る場所」=故郷や地域社会から強制的に引き抜かれる、というイメージ。be uprooted from ~の形でよく使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「uproot=根絶する」とだけ覚えると、人を故郷から引き離す意味を見落としがち。be uprooted from one’s homeのように人を主語・目的語にした文が読解で出たとき、「なぜ人を根絶するのか?」と混乱しないよう、「根を張った場所から引き離す」というコアイメージを常に意識すること。
eradicateやeliminate(根絶する)と混同しがちだが、uprootには「長く定着していたものを強引に断ち切る」という生々しい強制感があり、単なる「除去」より感情的・劇的なニュアンスが強い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| eradicate | 「根絶する」意味では近いが、eradicateはより学術的・技術的な文脈(病気の根絶など)で使われ、物理的な「引き抜く」イメージや「人を引き離す」用法はない。 |
| displace | 「人を移住・離散させる」意味では近いが、displaceは力の方向が「元の場所から押しのける」であり、uprootほど「長く根を張っていたものを断ち切る」という強烈な断絶感はない。 |
| extirpate | 「根絶する」という意味では最も近い類義語だが、非常に堅い書き言葉で日常的にはほぼ使われない。uprootの方がはるかに一般的。 |
対義語: plant、establish、settle、root
6派生語・関連語
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uprooted
形容詞
根こそぎにされた、故郷を失った(uprooted refugees=故郷を追われた難民) -
uprooting
名詞・動名詞
根こそぎにすること、強制移住(the uprooting of communities=地域社会の解体)
7コロケーション
- uproot terrorism / corruption / crime(テロ・汚職・犯罪を根絶する)
- be uprooted from one’s home / homeland(故郷から引き離される)
- uproot trees / plants(木や植物を根こそぎにする)
8確認テスト
Growing up as a military child, she was uprooted every two or three years and had to make new friends each time.
① 毎回新しい地に根を張り
② 二、三年ごとに故郷を転々とさせられ
③ 二、三年ごとに根絶やしにされ
④ 定期的に庭の草むしりをさせられ
② 「二、三年ごとに故郷を転々とさせられ」が正解。be uprootedは「長く根を張っていた場所(=慣れ親しんだ地)から強制的に引き離される」というコアイメージを持ち、軍人家庭の転勤による度重なる転居を表す文脈に完全に合致する。①は逆の意味、③は「人を根絶する」という文脈的に不自然な誤訳、④は物理的な草むしりという明らかな誤り。
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