integrate
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は7冊に掲載されています。
1コアイメージ
integrateのルーツはラテン語の「integer(完全な・無傷の)」。この「完全さ・欠けのなさ」こそがコアイメージです。つまり、integrate とは「バラバラに存在していた要素を組み合わせ、どこも欠けのない完全な一つの全体を作り上げる」こと。単に「くっつける」だけでなく、それぞれの要素が有機的に機能し合う完全な状態にすることが肝心です。社会統合(racial integration)でも、システム統合(system integration)でも、「異なるものが本来あるべき一体の状態になる」というイメージが根底に流れています。
2意味一覧
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動詞(他動詞)
(複数の異なる要素を)統合する・一体化させる
バラバラな要素を「欠けのない一つの完全体」にするプロセスがそのまま「統合する」という意味になる。 -
動詞(他動詞)
(人・集団を社会や組織に)溶け込ませる・融合させる
人種・文化・移民などを既存の社会という「全体」に組み込み、完全な一体を作るというイメージ。「差別なく包摂する」というニュアンスが伴うことが多い。 -
動詞(自動詞)
統合される・溶け込む・融合する
自動詞として使う場合も、主語が「一つの完全体の中に収まっていく」イメージは変わらない。
3例文
4よくある間違い・注意点
「統合する」という日本語訳に引っ張られ、単なる「合体・結合」と混同しがち。integrate には「それぞれの要素が有機的に機能し合う完全体を作る」という質的な意味合いがあり、単純にくっつけるだけの combine や merge とは異なる。
社会的文脈での integrate は「人種・宗教などを問わず平等に包摂する」という強い含意を持つ。日本語の「統合する」では伝わりにくいため、文脈によっては「融合させる」「溶け込ませる」と訳す方が正確。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| combine | 単に「組み合わせる・合わせる」という操作を指すだけで、統合後に有機的な完全体になるかどうかは問わない。integrateより機械的・表面的なイメージ。 |
| merge | 二つのものが「一つに溶け合ってもとの境界がなくなる」ニュアンスが強い。企業合併などに使う。integrateはそれぞれの要素の個性を保ちつつ統合するイメージがある。 |
| incorporate | 「(全体の中に)取り込む・組み込む」で、主体となる大きな全体がすでにあり、そこに何かを組み入れるイメージ。integrateは対等な要素同士を統合するニュアンスが強い。 |
対義語: separate、segregate、isolate
6派生語・関連語
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integration
名詞
統合・融合・(社会的)包摂 -
integrated
形容詞
統合された・一体化した(例:integrated circuit = 集積回路) -
integrity
名詞
誠実さ・高潔さ・完全性(「欠けのない人格」というコアイメージから)
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integral
形容詞
不可欠な・欠くことのできない(全体の完全さに必須という意味)
7コロケーション
- integrate A into B(AをBに統合する・組み込む)
- fully / seamlessly integrate(完全に・シームレスに統合する)
- racial integration(人種統合)
8確認テスト
“The company’s goal is to integrate immigrant workers into the local community.”
①移民労働者を地域社会から追い出す
②移民労働者を地域社会に溶け込ませる
③移民労働者を地域社会と分離させる
④移民労働者を地域社会で管理する
② integrate A into B は「AをBという全体の中に組み込み、欠けのない一体を作る」というコアイメージ。社会的文脈では「溶け込ませる・融合させる」が最も自然な訳。①③は segregate / separate のイメージ、④は monitor / manage のイメージで、integrateのコアとは一致しない。
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