infection
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は8冊に掲載されています。
1コアイメージ
infectionは「中へ(in-)」+「汚染する・毒する(-fect)」が語源。コアイメージは「有害なものが内部に侵入し、じわじわと広がっていく状態・プロセス」。もともとは細菌やウイルスが体内に入り込む医学的な意味が中心だが、転じて「悪い考えや感情が人から人へ伝わっていく」という比喩的な使われ方もある。日本語で「感染」と訳すのが基本だが、文脈によっては「感染症(その結果生じた病気)」を指すこともある。「感染した状態そのもの」だけでなく「感染源・感染している病気」を指す用法も多い点に注意。
2意味一覧
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名詞
感染、感染すること(プロセス)
有害な微生物が体内に侵入し広がるプロセスそのものを指す。「汚染が内部へ入っていく」コアイメージに直結する最も基本的な意味。 -
名詞
感染症、感染によって起きた病気
侵入・拡散の結果として生じた「病気の状態」を指す。「She caught an infection(感染症にかかった)」のように、プロセスより「病態そのもの」を表すことが多い。 -
名詞
(感情・思想などの)伝染、感化
悪い考えや感情が人の心に「入り込んで広がる」という比喩的用法。「内部に侵入して広がる」コアイメージが抽象的な領域に拡張されたもの。
3例文
4よくある間違い・注意点
「infection(感染・感染症)」と「contagion(接触感染・伝染)」を混同しやすい。infectionは体内への侵入・病気の状態全般を指すが、contagionは「接触によって人から人へ移る」という経路に焦点を当てた語。
「infection」と「disease」の違いにも注意。diseaseは「病気・疾患」全般を指すが、infectionは特に「病原体の侵入によるもの」に限定される。すべてのdiseaseがinfectionとは限らない(例:生活習慣病はdiseaseだがinfectionではない)。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| contagion | 「接触によって伝わる」という経路・伝達の側面を強調する語。infectionが「体内侵入・病態」を指すのに対し、contagionは「うつること・うつる力」に焦点が当たる。 |
| disease | 「病気・疾患」全般を指す広い語。infectionは病原体による感染に限定されるが、diseaseは原因を問わないすべての病的状態を含む。 |
| contamination | 「汚染・汚濁」を指し、化学物質や放射線など病原体以外の有害物質による汚染にも幅広く使われる。infectionより中立的・物理的なニュアンスが強い。 |
対義語: immunity(免疫)、recovery(回復)
6派生語・関連語
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infect
動詞
感染させる、汚染する、(感情などを)うつす
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infectious
形容詞
感染性の、伝染する;(笑いなどが)伝染する、うつりやすい
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infected
形容詞
感染した、汚染された -
infective
形容詞
感染性の(infectiousより医学的・技術的な語)
7コロケーション
- catch an infection(感染症にかかる)
- bacterial / viral infection(細菌性/ウイルス性感染症)
- spread of infection(感染の拡大)
8確認テスト
His enthusiasm for learning was an infection that spread to every student in the class.
① 彼の学習熱は、クラス全員に広がった感染症だった。
② 彼の学習熱は、クラスの全生徒に伝染していった。
③ 彼の学習熱は、クラス全員に汚染された。
④ 彼の学習熱は、クラス全員の感染を引き起こした。
②が正解。この文はinfectionの比喩的用法で、「感情・熱意が人から人へ伝わっていく」様子を表している。コアイメージ「内部に侵入し広がる」が抽象的な領域に拡張された例で、医学的な「感染症」という訳ではなく「伝染」「感化」が自然。①③④はいずれも病気の文脈での訳を当てはめてしまっている間違い。
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