refugee
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は9冊に掲載されています。
1コアイメージ
refugeeの語根はラテン語の「refugium(逃げ場・避難所)」で、refuge(避難所・逃げ場)+eeという「〜された人」を表す接尾辞から成る。つまり「避難所へと逃げ込まざるを得なかった人」がコアイメージ。単に「移住した人」ではなく、戦争・迫害・災害などの深刻な脅威によって自分の意志とは関係なく故郷や国を追われ、外部に保護を求めざるを得ない状況に置かれた人を指す。そのため、経済的な理由で移住する「移民(immigrant)」とは明確に異なり、生命や自由が危険にさらされているという緊迫感・切迫性がこの語の根底にある。
2意味一覧
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名詞
難民(戦争・迫害・災害などから逃れ、保護を求めている人)
「危険な状況から逃げ込む場所を必要としている人」というコアイメージそのものが、戦争や政治的迫害により国外に逃れた難民を指す最も一般的な使い方になる。 -
名詞
避難者(国内・地域内の危機から逃れた人)
必ずしも国境を越えた国外難民に限らず、洪水・地震・内戦などにより住む場所を失い、避難を余儀なくされた人にも使われる。「保護が必要な状況に追い込まれた人」というコアが共通している。
3例文
4よくある間違い・注意点
「refugee(難民)」と「immigrant(移民)」は混同しやすいが、immigrantは自らの意思で(多くは経済的理由で)別の国に移住する人を指す。refugeeは迫害や危機から逃れるために故郷を離れざるを得なかった人であり、「選択の余地がなかった」という切迫性が本質的な違い。
「-ee」という接尾辞は「〜される側の人」を表すため(例:employee=雇われる人)、refugeeは「refuge(避難)を与えられる人」=「保護を受ける立場にある人」というニュアンスが語形にも込められている。この受動性・脆弱性のニュアンスを見落とさないこと。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| asylum seeker | 難民認定を正式に申請中の人を指す法的・行政的な用語。refugeeが実態としての「難民」全般を指すのに対し、asylum seekerは認定手続き中の段階を強調する。 |
| displaced person | 住む場所を失った人全般を指す中立的な表現。国内避難民(IDPs)にも使われ、refugeeよりも広い概念。政治的・感情的なニュアンスはやや薄い。 |
| exile | 国外追放・亡命者を指し、しばしば政治的指導者や知識人が権力者によって追放された場合に使う。refugeeより個人的・政治的色彩が強く、「帰れない人」という意味合いが強い。 |
対義語: citizen(市民)、resident(居住者)
6派生語・関連語
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refuge
名詞
避難所、逃げ場、保護
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take refuge
動詞句
避難する、逃げ込む
7コロケーション
- refugee camp(難民キャンプ)
- accept / take in refugees(難民を受け入れる)
- refugee crisis(難民危機)
8確認テスト
Heavy flooding forced thousands of refugees to flee their villages and seek help at emergency shelters.
① 移住者たち
② 旅行者たち
③ 避難者たち
④ 出稼ぎ労働者たち
③「避難者たち」が正解。洪水という自然災害によって村を離れざるを得なくなった人々を指しており、「危機から逃れ保護を求めた人」というrefugeeのコアイメージに合致する。①の「移住者」は自発的な移動のニュアンスがあり不適。②④はこの文脈と全く合わない。国境を越えていなくても災害避難者にrefugeeが使われる点もポイント。
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