exile
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
1コアイメージ
exileのコアイメージは「自分の国・故郷から強制的に、あるいは余儀なく引き離され、遠ざけられた状態」である。ラテン語の exsilium(ex-「外へ」+ solum「土地」)に由来し、「自分の土地の外に出される」ことを意味する。単なる「旅行」や「移住」と異なり、戻れない・戻ることが許されないという強制性・永続性のニュアンスが根底にある。名詞では「追放という状態」を指すだけでなく、「追放された人物(追放者・亡命者)」そのものも指す。動詞として使うと「〜を追放する」となり、政治的・社会的な力によって誰かを切り離す行為を表す。
2意味一覧
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名
追放、流刑、亡命(状態)
「故郷の外に出された状態」そのものを指す。in exile(追放中で)のように状態を表す場合に使う。 -
名
追放者、亡命者(人)
「故郷から切り離された人」としての意味。the exiles(追放された人々)のように、状態を生きている当事者を指す用法で、見落とされやすい。 -
動
〜を追放する、国外に追いやる
「故郷の外へ切り離す」という行為そのもの。be exiled from〜(〜から追放される)の形で頻出。
3例文
4よくある間違い・注意点
exile は「追放された人」という意味の名詞にもなることを見落としやすい。an exile と言えば「一人の亡命者・追放者」を指し、refugee(難民)と混同しやすいが、exile は政治的・権力的な強制で故郷を追われたニュアンスが強い点が異なる。
banish と混同しやすいが、banish は「ある場所・集団から締め出す」ニュアンスが強く、必ずしも国外追放を意味しない。exile は国・故郷レベルの大きな切り離しに使う。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| banish | ある場所・集団・社会から「締め出す」ニュアンスで、exile より適用範囲が広い。exileは国・故郷単位の大規模な追放に限定的。 |
| expel | 学校や組織からの「除名・退学・追放」に使うことが多く、手続き的・制度的なイメージが強い。exileの持つ「故郷から遠ざけられる」感情的重さは薄い。 |
| deport | 主に外国人を法的手続きによって国外へ強制送還する意味で使う。exileが政治的・権力的追放なのに対し、deportは行政・法的手続きのニュアンスが強い。 |
対義語: repatriation(本国送還)、return(帰還)
6派生語・関連語
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exiled
形容詞
追放された、亡命中の(例: an exiled president 亡命大統領)
7コロケーション
- go into exile(亡命する、追放の身になる)
- live in exile(追放・亡命生活を送る)
- be sent into exile(追放される)
8確認テスト
“After the coup, many prominent intellectuals became exiles, scattered across Europe.”
① 追放という制度
② 追放状態にある国
③ 亡命者・追放された人々
④ 追放の命令書
③が正解。ここでの exile は「人」を指す名詞用法で、became exiles は「亡命者になった」という意味。exileが「状態」だけでなく「その状態を生きている人」も指すことを理解しているかを問う問題。①②④はいずれもこの文脈では不自然で、主語 many prominent intellectuals(多くの著名な知識人たち)が述語 became の補語になっていることからも「人」を指す名詞と判断できる。
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