stoop
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
stoopのコアイメージは「高い位置から低い位置へと身を傾ける・下げる」こと。これは物理的な動作(背中を丸めてかがむ)にも、比喩的な意味(品位・格を落として低いレベルへ降りる)にも一貫して流れている。鷹などの猛禽類が獲物めがけて急降下する様子も同じ「上から下へ」の動き。重要なのは、自ら進んで下がるという意志的な動作である点で、単に低い状態にあるのではなく、わざわざ下に向かうという行為そのものを指している。だから「品位を落とす」という道徳的な意味でも使われる。
2意味一覧
-
動詞
(腰や背を)かがめる、前屈みになる
身体を物理的に上から下へと曲げる動作そのもの。コアイメージの最も直接的な表れ。 -
動詞
(道徳的・社会的に)身を落とす、格を下げる
物理的に「身を屈める」動作が比喩的に転用され、自分の品位や矜持をわざわざ低いレベルまで「下げる」ことを意味する。 -
動詞
(猛禽類などが)急降下する
鷹などが高空から獲物めがけて一気に下降する様子で、「上から下へ向かう」コアイメージの自然な延長。 -
名詞
(背中の)猫背、前屈みの姿勢
動詞の状態が固定化したもの。常に「前に下がった」姿勢を名詞化したもの。
3例文
4よくある間違い・注意点
stoop to do / stoop to doing の形で「(恥ずべきことに)まで手を染める」という意味になる。to の後ろに動名詞が続く場合(stoop to lying など)を不定詞と混同しないよう注意。ここでの to は不定詞ではなく前置詞。
「身を落とす」という意味を単なる「失敗する」や「地位が下がる」と混同しないこと。stoop には自分の意志でわざわざ品位を下げるというニュアンスがあり、外部要因による失脚とは異なる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| crouch | 主に身を守る・隠れるために膝を曲げてしゃがむ動作で、前屈みというよりも「低くまとまる」イメージ。stoopは上体を前に倒すことが多い。 |
| bend down | 単純に「下に曲げる」動作で価値判断を含まない中立的な表現。stoopには意志的・多少意味深な含みがある。 |
| condescend | 比喩的な「格を下げる」意味に近いが、condescendは目上の者が目下に対して「わざわざ降りてくる」という上から目線のニュアンスが強い。stoopの方が自己の品位を「汚す」という意味合いが強い。 |
| lower oneself | 比喩的な意味でstoopとほぼ同義だが、より口語的で直接的な表現。 |
対義語: stand up straight、maintain one’s dignity、rise above
6派生語・関連語
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stooped
形容詞
背が曲がった、猫背の(例:a stooped old man) -
stooping
形容詞・動名詞
かがんでいる(状態)、身を屈める(行為)
7コロケーション
- stoop to one’s level(〜のレベルに身を落とす)
- stoop down to pick up(〜を拾うために身をかがめる)
- walk with a stoop(猫背で歩く)
8確認テスト
“I can’t believe he stooped to spreading rumors just to win the election.”
① 彼が選挙に勝つためにうわさを広めようとしゃがんだとは信じられない。
② 彼が選挙に勝つためにうわさを広めるほどに品位を落としたとは信じられない。
③ 彼が選挙に勝つためにうわさを広めるのを急にやめたとは信じられない。
④ 彼が選挙に勝つためにうわさを広めることに失敗したとは信じられない。
②。stoop to doing は「(恥ずべきことに)まで身を落とす・手を染める」という意味の熟語。ここでのstoopは物理的動作ではなく、自らの品位をわざわざ低いレベルまで「下げる」というコアイメージの比喩的用法。①は物理的なかがむ動作に誤解した訳、③④はstoopの意味を全く別のものに誤解している。
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