thorough
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は12冊に掲載されています。
1コアイメージ
thoroughのコアイメージは「何かを端から端まで、すき間なくやり切る」こと。古英語で「through(通り抜けて)」と同じ語源を持ち、「最初から最後まで貫き通す」というイメージが根底にある。調査なら「見落としゼロで全体を網羅する」、人物なら「妥協せずにすべてを尽くす」、清掃なら「汚れが残らないよう完全に仕上げる」という具合に、「どこにも抜けや欠けがない」状態を表す。単に「量が多い」のではなく、「どの部分も疎かにしていない」という質の完全性がポイントで、thoroughの本質は完全性・網羅性にある。
2意味一覧
-
形
徹底的な、完全な
調査や作業において「すき間なく端まで行き届いている」コアイメージがそのまま現れた用法。見落としや手抜きがない完全な状態を指す。 -
形
(人が)念入りな、几帳面な
人物を修飾するとき、「物事を隅々まで手を抜かずにやり遂げる性質を持つ」という意味になる。仕事ぶりに抜けがない人を表す。 -
形
(否定的な意味で)まったくの、全くの
「端から端まで完全に〜である」というコアイメージが強調に転用され、thoroughgoing ほどではないが「これ以上ないほど完全に〜だ」と悪い性質を強調することもある(例:a thorough nuisance「まったくもって迷惑な奴」)。
3例文
4よくある間違い・注意点
thorough(形容詞)とthrough(前置詞・副詞「〜を通り抜けて」)はスペルが似ており混同しやすい。語源は同じだが品詞・意味・用法がまったく異なる。また発音もthoroughは /θˈɚːroʊ/ で「サロウ」に近く、throughの /θruː/ とは別物であることを意識しよう。
thoroughは「量が多い」ことではなく「抜けがない完全性」を意味する。detailedは「細部まで描写された」という細かさに焦点があり、thoroughは「全体を網羅して見落としがない」という点に焦点がある。この違いを意識しないと誤用につながる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| exhaustive | 「可能な限りすべてを尽くした」という意味で、thoroughより学術的・フォーマルな響き。リストや調査が「出し尽くした」ニュアンスが強い。 |
| comprehensive | 「広い範囲を包括的に網羅している」ことを強調。thoroughが「抜けなく完全にやり切る」過程の質に注目するのに対し、comprehensiveは「カバーしている範囲の広さ」に注目する。 |
| meticulous | 「細部に至るまで細心の注意を払う」こと。thoroughが全体の網羅性を重視するのに対し、meticulousは細部への注意深さ・慎重さが際立つ。 |
| painstaking | 「苦労や努力を惜しまない」という努力・苦心のニュアンスが強い。thoroughが結果としての完全性を指すのに対し、painstakingはそこに至るプロセスの丹念さを強調する。 |
対義語: superficial、cursory、careless、sloppy
6派生語・関連語
-
thoroughly
副
徹底的に、完全に、すっかり
-
thoroughness
名
徹底性、念入りさ、完全さ -
thoroughgoing
形
徹頭徹尾の、完全な(thoroughより強意) -
thoroughfare
名
大通り、幹線道路(「完全に通り抜けられる道」の意)
7コロケーション
- a thorough investigation / examination(徹底的な調査・検査)
- thorough research(綿密な研究・調査)
- a thorough understanding(完全な理解)
8確認テスト
The doctor gave the patient a thorough check-up before the surgery.
① ざっくりとした
② 大まかな
③ 念入りな
④ 短時間の
③ 念入りな。thorough のコアイメージは「すき間なく隅々まで行き届いている」こと。手術前の検査として「見落としがないように端から端まで確認する」という文脈に自然に合致するのは③「念入りな」。①②は逆の意味、④はthoroughに時間の短さの意味はない。
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