diversity
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は12冊に掲載されています。
1コアイメージ
diversityの語源はラテン語の「diversus(異なる方向に向いた)」に由来する。diは「離れて・バラバラに」、vertは「向く・回る」という意味を持ち、「それぞれが違う方向を向いてばらけた状態」がコアイメージだ。単に「種類が多い」というよりも、「互いに異なるものが共存している状態そのもの」を指す。だから文化・生物・意見・人種など、あらゆる文脈で「一様ではなく多種多様なものが入り混じっている」ことを表現できる。「多様性」と訳されることが多いが、文脈によっては「多彩さ」「ばらつき」「差異」などとも訳せる。
2意味一覧
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名詞
多様性・多種多様であること
「異なるものがバラバラに広がっている状態」そのものを指す最も基本的な用法。生物多様性や文化的多様性など、種類の豊かさと相違の共存を同時に含む。 -
名詞
(集団内の)多様な構成・ダイバーシティ
職場や組織において、異なる背景・人種・性別・価値観を持つ人々が混在している状態。現代では特にDEI(多様性・公平性・包括性)の文脈でカタカナ語「ダイバーシティ」としても使われる。 -
名詞
(意見・種類などの)多彩さ・バリエーション
単なる数の多さではなく「互いに異なる」ことを強調するため、意見や視点の幅広さを指す場面でも使われる。「多彩さ」や「幅」と訳す方が自然なことも多い。
3例文
4よくある間違い・注意点
「variety(多様性・種類)」と混同しやすいが、varietyは「種類の豊富さ・選択肢の多さ」に焦点があるのに対し、diversityは「互いに異なるものが共存している状態・相違性そのもの」を強調する。例えば「a variety of foods(いろんな食べ物)」は選択肢の豊富さだが、「diversity of cultures(文化的多様性)」は文化同士が異なりながら共存している状態を指す。
日本語では常に「多様性」と訳しがちだが、文脈によって「多彩さ」「差異」「ばらつき」「ダイバーシティ」などと訳し分けた方が自然な場合がある。コアイメージ(異なるものが共存している状態)を意識することで、柔軟な日本語訳を選べるようになろう。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| variety | 「種類の豊富さ・選択肢の多さ」に焦点。a variety of~(さまざまな~)のように使われ、相違性よりも量・選択肢の豊かさを強調する。 |
| heterogeneity | 「異質性・異種混合」を意味する学術的・硬い表現。diversityよりも「同質でないこと」そのものを強調するニュアンスが強く、統計や科学論文でよく使われる。 |
| plurality | 「複数性・多元性」を指し、特に思想・宗教・政治などが複数共存している状態を指す。社会科学や哲学的文脈で使われることが多い。 |
対義語: uniformity(一様性)、homogeneity(同質性)、conformity(画一性)
6派生語・関連語
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diverse
形容詞
多様な・さまざまな
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diversify
動詞
多様化する・多角化する -
diversification
名詞
多様化・多角化(事業の多角化などで頻出) -
diversely
副詞
多様に・さまざまに
7コロケーション
- biological / biodiversity(生物多様性)
- promote / embrace diversity(多様性を推進する/受け入れる)
- cultural / ethnic / linguistic diversity(文化的/民族的/言語的多様性)
8確認テスト
“The strength of this team lies in the diversity of its members’ backgrounds.”
① メンバーの経歴の量の多さ
② メンバーの経歴の多様さ(互いに異なる背景が混在していること)
③ メンバーの経歴の正確さ
④ メンバーの経歴の長さ
②が正解。diversityのコアイメージは「互いに異なるものが共存している状態」であり、ここでは出身・経験・スキルなど各メンバーのバックグラウンドが「一様でなくバラバラに異なる」ことがチームの強みだと述べている。①のように「量が多い」ことではなく、「異なるものが共存している」点が肝心。
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