violence
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は12冊に掲載されています。
1コアイメージ
violenceのコアイメージは「本来あるべき秩序や状態を壊すほどの激しい力」です。ラテン語のvis(力)が語源で、単に「強い力」ではなく、それが「制御不能なほど激しく、何かを損なう・壊す」という含意があります。人への身体的暴力はその典型ですが、嵐や自然災害の「猛烈さ・激しさ」にも使われます。つまり「力の大きさ」より「その力が秩序・安全・安定を破壊する」という側面がコアです。これを理解することで、domestic violence(家庭内暴力)からthe violence of the storm(嵐の猛威)まで、文脈に応じて自然に訳し分けられるようになります。
2意味一覧
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名詞
暴力、乱暴
人や物に対して秩序・安全を壊す激しい力を振るうことがコアイメージの最も典型的な現れ。物理的な攻撃行為を指す。 -
名詞
猛烈さ、激しさ(自然現象や感情など)
人への攻撃に限らず、嵐・感情・言葉などが「制御を超えた破壊的な激しさ」を持つときに使われる。コアイメージ(秩序を壊す力)が自然・抽象的な場面に広がった用法。 -
名詞
(意味・文章の)歪曲、ねじ曲げ
do violence to~で「〜を歪める・損なう」という意味になる。本来の意味や真実という「秩序」を破壊するというコアイメージがここにも働いている。
3例文
4よくある間違い・注意点
「暴力」とだけ覚えると、自然現象(the violence of the wind)や感情(the violence of his anger)、do violence to〜(〜を歪める)といった重要な用法を見落とす。コアイメージ「制御を超えた破壊的な力」を軸に置くことで、あらゆる文脈に対応できる。
violenceは不可算名詞として使われることが多い(a violence とは通常言わない)。an act of violence(暴力行為)のように「行為」を指す場合は act を使う表現が自然。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| force | forceは「力・強制力」という中立的なニュアンスで、必ずしも破壊的・道徳的に悪いわけではない。violenceは秩序を壊す否定的含意が強い。 |
| aggression | aggressionは攻撃的な意図・態度に焦点があり、必ずしも実際の暴力行為を伴わなくてもよい。violenceは実際の激しい力・行為そのものを指す。 |
| brutality | brutalityは「残忍さ・野蛮さ」に重点があり、道徳的な非道さを強調する。violenceは激しさ・破壊性が主眼で、残忍かどうかは問わない。 |
対義語: peace、nonviolence、gentleness
6派生語・関連語
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violent
形容詞
暴力的な、激しい、猛烈な
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violently
副詞
激しく、猛烈に、暴力的に -
nonviolence
名詞
非暴力(主義)
7コロケーション
- domestic violence(家庭内暴力)
- act of violence(暴力行為)
- incite / incitement to violence(暴力を煽る/暴力扇動)
8確認テスト
“The violence of her emotions overwhelmed everyone in the room.”
① 彼女の暴力的な行動は部屋にいる全員を圧倒した。
② 彼女の感情の激しさは部屋にいる全員を圧倒した。
③ 彼女の乱暴な言葉は部屋にいる全員を圧倒した。
④ 彼女の感情的な暴力は部屋にいる全員を圧倒した。
② が正解。ここでのviolenceは身体的な暴力行為ではなく「感情という制御を超えた激しさ・猛烈さ」を表している。コアイメージ「制御を超えた破壊的な力」が感情に適用された用法で、「激しさ」と訳すのが最も自然。①は「暴力的な行動」と物理的暴力に限定してしまっており不適切。③④も文脈から外れている。
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