aggressive
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は17冊に掲載されています。
1コアイメージ
aggressiveの語源はラテン語の「aggredi(前へ進む・攻めかかる)」で、ad-(〜に向かって)+ gradi(歩む・進む)から成る。コアイメージは「外へ向かって積極的に力を押し出す」こと。この「押し出す力」がネガティブな方向に向かえば「攻撃的・侵略的」になり、ポジティブな方向に向かえば「積極的・意欲的」になる。日本語では状況に応じて全く異なる訳語が当てられるが、どの文脈でも「内にとどまらず外へ向けて力強く押し進める」というエネルギーが根底にある。ビジネスや競争の場では肯定的ニュアンスで使われることも多い。
2意味一覧
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形容詞
攻撃的な、好戦的な
「前へ押し出す力」が他者を傷つける方向に向かっている状態。犬や人が知らない相手に牙をむく場面はこの典型。 -
形容詞
積極的な、意欲的な、精力的な
ビジネスや競争の場では同じ「押し出す力」が成果を追い求める行動力として評価される。日本語で「アグレッシブに取り組む」と使われるのもこの意味。 -
形容詞
侵略的な、強引な
国家や組織が他の領域へ力を押し進める場合に用いる。militaryやexpansionと組み合わさることが多い。 -
形容詞
(治療・手術などが)積極的な、強力な
医療文脈で見落とされがちな意味。病気に対して「力強く前へ押し込む」治療アプローチを指す。「aggressive treatment(積極的治療)」は頻出表現。
3例文
4よくある間違い・注意点
「攻撃的」という訳に引きずられてビジネス・医療文脈での肯定的な意味を見落としやすい。英文を読む際は文脈がネガティブかポジティブかを先に判断し、訳を決めること。
assertive(自己主張が強い)と混同しやすいが、aggressiveは相手の領域に踏み込む「押し出し」の強さが特徴。assertiveは相手を侵害せず自分の立場を主張するニュアンス。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| assertive | 自分の意見・権利を堂々と主張するが、相手を攻撃・侵害しないクリーンな積極性。aggressiveほど押し付け感がない。 |
| hostile | 敵意・敵対心が前面に出ている状態。aggressiveが「前へ動く力」ならhostileは「心の中の敵対感情」に焦点がある。 |
| proactive | 問題が起きる前に先手を打つ前向きな積極性。aggressiveの持つ「強引さ・対立感」がなく、純粋に肯定的なニュアンス。 |
対義語: passive、defensive、submissive
6派生語・関連語
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aggression
名詞
攻撃(性)、侵略 -
aggressively
副詞
攻撃的に、積極的に -
aggressor
名詞
侵略者、攻撃を仕掛ける側 -
nonaggression
名詞
不侵略(nonaggression pact=不侵略条約)
7コロケーション
- aggressive marketing(積極的なマーケティング)
- aggressive behavior(攻撃的な行動)
- aggressive treatment(積極的治療)
8確認テスト
“The startup adopted an aggressive pricing strategy to outcompete its rivals.”
① その新興企業はライバルに打ち勝つため、攻撃的な価格戦略を採用した。
② その新興企業はライバルに打ち勝つため、思い切った価格戦略を採用した。
③ その新興企業はライバルに打ち勝つため、侵略的な価格戦略を採用した。
④ その新興企業はライバルに打ち勝つため、好戦的な価格戦略を採用した。
②が正解。ビジネス競争の文脈では「前へ押し出す力」はポジティブな行動力を表す。「攻撃的」「侵略的」「好戦的」は日本語として不自然であり、「思い切った・大胆な・積極的な」などが適切。コアイメージ(前へ押し出す)は同じでも、文脈によって最適な日本語は変わることを示す良例。
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