wisdom
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は11冊に掲載されています。
1コアイメージ
wisdomのコアイメージは「単なる知識の蓄積ではなく、経験・思索・判断を通じて磨かれた、実践的で深い知」です。語源はOld Englishの「wis(賢い)」+「dom(状態・領域)」で、「賢さが体に染みついた状態」を指します。教科書から学べるknowledge(知識)と違い、wisdomは年月・失敗・内省によって内側から育つもの。だからこそ「人生の知恵」「判断力」「分別」など、経験値の高さや成熟さを感じさせる文脈で使われます。「聖書の知恵」「老人の知恵」のように、信頼に足る深い洞察力という含意も強く持っています。
2意味一覧
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名
知恵・英知(経験や思索で培われた深い理解力)
経験を通じて磨かれた「生きた知」というコアイメージがそのまま「知恵・英知」という訳に対応する。単なる情報ではなく、実践や洞察を伴う点が核心。 -
名
分別・賢明さ(物事を正しく判断する能力)
磨かれた知が「何が正しいかを見抜く判断力」として発揮されるとき、「分別・賢明さ」という訳が最も自然。「そうするのは賢明だ」という文脈で頻出。 -
名
(集合的に)賢人の教え・格言・箴言
知恵ある者の言葉が蓄積されたものを指す用法。the wisdom of Confucius(孔子の教え)のように、知が「言葉・格言の体系」として外に現れたものを表す。
3例文
4よくある間違い・注意点
wisdomとknowledgeを同じ「知識」と訳してしまいがちだが、knowledgeは「事実や情報の蓄積」、wisdomは「経験を通じた深い洞察・判断力」という本質的な違いがある。入試の読解では両者が対比される文脈が頻出なので要注意。
「賢さ」という訳語に引きずられてcleverness(頭の回転の速さ)と混同しないこと。wisdomは知的スピードではなく、経験と成熟に基づく深みを指す。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| knowledge | 学習や経験から得た「事実・情報の蓄積」を指し、wisdomのような実践的判断力や成熟さは含まない。 |
| prudence | リスクを避け慎重に行動するという「実際的な賢明さ」に焦点。wisdomより狭く、道徳的・哲学的な深みは薄い。 |
| insight | 物事の本質を見抜く「洞察力・直観力」。wisdomより即時的な鋭い観察に焦点があり、経験の蓄積感はやや弱い。 |
| sagacity | 知性と経験による鋭い判断力を指す格式語。wisdomとほぼ近いが、より知的鋭敏さを強調するやや硬い語。 |
対義語: folly(愚かさ)、ignorance(無知)、foolishness(愚かさ)
6派生語・関連語
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wise
形容詞
賢い・思慮深い・分別のある
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wisely
副詞
賢明に・分別をもって -
wisdom tooth
名詞
親知らず(大人になってから生える歯=「知恵がついた頃に生える歯」)
7コロケーション
- conventional wisdom(一般通念・世間の常識)
- words of wisdom(賢明な言葉・金言)
- wisdom comes with age(知恵は年齢とともに身につく)
8確認テスト
“Many people question the conventional wisdom that economic growth always leads to happiness.”
① 経済成長が幸福につながるという従来の知識
② 経済成長が幸福につながるという一般的な通念
③ 経済成長が幸福につながるという古い教科書の理論
④ 経済成長が幸福につながるという科学的な証拠
② が正解。conventional wisdom は「長年の経験・慣習の中で『正しい』とみんなが信じてきた通念・常識」を指す決まり表現。wisdomのコアイメージである「経験・慣習から積み上げられた知」が集合的に社会通念となった状態。①の「知識」では情報的すぎ、③④は原文にない意味を加えている。
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