wildlife
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は11冊に掲載されています。
1コアイメージ
wildlifeは「wild(野生の)」+「life(生命・生き物)」が合わさった合成語。コアイメージは「人間の管理・文明の外側に生きるすべての生命体」。動物だけを指す言葉だと思われがちだが、本来は植物・菌類・微生物なども含む「野生に生きるもの全般」を指す。ただし実際の用法では野生動物を念頭に置いた文脈で使われることが圧倒的に多い。重要なのは「単数形の不可算名詞」である点で、wildlifes とは言えず、「a wildlife」も不自然。複数の動物たちをひとまとまりの「野生の世界」として捉える視点がこの語には宿っている。
2意味一覧
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名詞(不可算)
野生動物(=人間が管理しない環境に生きる動植物全般)
「wild(野生)+life(生命)」のコアから、人の手の届かない自然界の生き物すべてを一括りにした概念。日本語では「野生動物」と訳されることが多いが、厳密には動植物を含む「野生生物」全体を指す。 -
名詞(不可算・形容詞的用法)
野生(の)〜 / 自然界の〜 ※名詞を修飾する形で使われる場合
wildlife photography(野生動物写真)、wildlife sanctuary(野生生物保護区)のように後ろの名詞を修飾する形で用いられ、「野生の世界に関連する」というコアが広がりを見せる。
3例文
4よくある間違い・注意点
wildlifeは不可算名詞なので、「a wildlife」や「wildlifes」とは言えない。複数の動物を指すときも wildlife のまま使う(例:Many wildlife were seen → Many wildlife species were seen が正しい)。
「野生動物」と覚えると animal と同義と思い込みがちだが、wildlifeは自然界の生き物全体(plants, birds, insects なども含む)を一つの世界として捉えた語。animalは個々の「動物」を指す別概念。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| fauna | 学術・生物学的な文脈で使われる「動物相(ある地域に生息する動物群)」。wildlifeより硬くフォーマルで、植物を含まず動物のみを指す。 |
| wild animals | 単純に「野生の動物たち」を指す。wildlifeが「野生の世界全体」という集合的・環境的ニュアンスを持つのに対し、wild animalsは個々の動物に焦点が当たる。 |
| nature | 「自然」全体を指す広い語。wildlifeが「生き物」に焦点を絞るのに対し、natureは地形・気候・景観なども含む。 |
対義語: domestic animals(家畜・飼育動物)、livestock(家畜)
6派生語・関連語
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wildlife sanctuary
名詞句
野生生物保護区(野生動物を人間の干渉から守るために設けられた区域) -
wildlife photographer
名詞句
野生動物写真家
7コロケーション
- wildlife conservation(野生動物保全)
- wildlife habitat(野生動物の生息地)
- wildlife sanctuary / reserve(野生生物保護区)
8確認テスト
“The construction of the dam has seriously damaged the local wildlife.”
① 野生の土地
② 野生生物
③ 野生植物
④ 自然景観
② 野生生物。wildlifeのコアは「人の手が及ばない自然界の生命体全般」。ここではダム建設によって生態系の生き物(動植物を含む)が深刻な被害を受けたという文脈なので「野生生物」が最適。「野生植物」では動物が除外され、「野生の土地」「自然景観」ではlifeという生命のニュアンスが失われる。
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