ample
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は10冊に掲載されています。
1コアイメージ
ampleのコアイメージは「必要量を上回り、余裕がある広がり・豊かさ」です。単なる「足りている(enough)」ではなく、「余るほど十分にある」というニュアンスが本質です。空間的な広がり(広大な)にも、量的・程度的な豊かさ(十分な)にも使えるのは、どちらも「余裕をもって満たしている」という同じイメージから来ています。また体型を表す婉曲表現として「豊満な・がっしりした」という意味にもなりますが、これも「余裕のある大きさ」というコアから自然に派生しています。押しつけがましくなく、むしろ快適な余裕を感じさせる肯定的なニュアンスを持つ点が特徴です。
2意味一覧
-
形容詞
(量・空間・時間などが)十分すぎるほどの、余裕のある
「必要量を上回る余裕ある広がり」というコアから、量や時間が余裕をもって満たされているさまを表す。単なるenoughより豊かさ・ゆとりの感覚が強い。 -
形容詞
(空間・場所が)広大な、ゆったりした
物理的な広がりにコアイメージを当てはめると「余裕ある広さ」となり、部屋や土地などがゆとりをもって広がっているさまを指す。 -
形容詞
(体型が)豊満な、がっしりした
「余裕ある大きさ」というコアが体型に適用された婉曲表現。fat や overweight より中立・丁寧なニュアンスで使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
enoughと混同しやすいが、enoughは「ギリギリ足りている」のに対し、ampleは「余裕をもって十分ある」というプラスアルファのニュアンスがある。例えばenough timeは「足りる時間」、ample timeは「たっぷりの時間」とニュアンスが異なる。
日本語で「十分な」と訳すと無難すぎて、ampleの持つ「余裕・豊かさ」のニュアンスが消えてしまいがち。文脈に応じて「余裕のある」「たっぷりした」「ゆとりある」など言い換えるとコアイメージに近い訳になる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| enough | 必要最低限を満たしているというニュートラルな「足りている」。ampleのような余裕・豊かさのニュアンスはない。 |
| sufficient | 「必要条件を満たす」という客観的・論理的なニュアンスが強い。ampleより硬い書き言葉で、余裕感よりも条件充足の意味合いが前面に出る。 |
| abundant | 「溢れるほど豊富な」という意味でampleより過剰・豊潤さが強い。自然・資源などに対してよく使われ、ampleより大げさなニュアンス。 |
| spacious | 空間的な広さに特化した語。ampleが量・時間・空間すべてに使えるのに対し、spaciousは主に場所・部屋の広さにのみ使う。 |
対義語: insufficient、scarce、limited、cramped
6派生語・関連語
-
amply
副詞
十分に、余裕をもって -
amplify
動詞
拡大する、増幅する(音量・信号などを大きくする)
-
amplitude
名詞
(物理)振幅;広大さ、豊富さ
7コロケーション
- ample time(たっぷりの時間)
- ample evidence(十分すぎる証拠)
- ample room / space(広々としたスペース)
8確認テスト
“The researcher provided ample evidence to support her theory.”
① かろうじて十分な
② 余裕をもって十分な
③ あまりにも過剰な
④ やや不十分な
② 余裕をもって十分な。ampleは「必要量を上回る余裕ある豊かさ」がコアイメージ。①のenoughや「かろうじて」は不足気味のニュアンスがあり不正確。③のabundantなら「溢れるほど」だが、ampleはそこまで過剰でなく「余裕ある十分さ」が核心。研究者が理論を裏づける証拠を余裕をもって揃えた、というポジティブな文脈に最もよく合う。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。