cash
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は8冊に掲載されています。
1コアイメージ
cashのコアイメージは「即座に使える・換金できる実体としてのお金」です。銀行口座の残高や約束手形、クレジットとは対照的に、「今この瞬間に手渡せる物理的な貨幣」というニュアンスが根底にあります。だから「現金払い」は「今すぐ実体で支払う」こと。動詞として「小切手をcashする(換金する)」というのも、紙の約束を即座に使えるお金に変えるイメージです。またスラング的に「cash in on(〜を利用して儲ける)」という表現があるのも、価値をすぐさま手元の利益に変えるという発想から来ています。日本語の「現金」よりも「今すぐ動かせるリアルなお金」というイメージで捉えると、様々な文脈でスムーズに訳せます。
2意味一覧
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名詞
現金、手元にある金
「今すぐ使える実体のあるお金」がそのまま「現金」を指す。クレジットカードや振込とは対比される概念。 -
名詞
現金払い(の決済方式)
「即時に実体で支払う」という決済スタイルを指す。pay in cash(現金で払う)のように使われる。 -
動詞
(小切手などを)換金する、現金に換える
約束や証書を「今すぐ使えるお金」に変換するアクション。cash a checkで「小切手を換金する」。 -
句動詞
cash in on 〜:〜をうまく利用して利益を得る、〜に乗じる
機会や状況を「即座に実利(現金)に変える」イメージから転じた表現。見落とされがちだが入試頻出。
3例文
4よくある間違い・注意点
moneyとの混同に注意。moneyは「お金」全般(銀行残高・資産・価値)を指すが、cashは「今すぐ手元で使える現金」に限定される。「Do you have any money?」はお金全般の有無、「Do you have any cash?」は手元の現金の有無を問う。
動詞用法(換金する)を知らない学習者が多い。cash a check / cash a couponのように使えるため、動詞として見たときに意味がわからず詰まるパターンが多い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| money | お金全般を指す広義の語。銀行預金・資産・財産も含む。cashほど「今すぐ使える実体のあるお金」という即時性・物質性は強くない。 |
| currency | 国や地域で通用する通貨・貨幣制度を指す。「日本の通貨(yen)」のように制度・システムとしてのお金。cashより抽象度が高い。 |
| funds | 特定の目的のために用意された資金や基金。cashが「物理的な現金」なのに対し、fundsは「使途が定まった資金全体」を指す。 |
対義語: credit、check、debit
6派生語・関連語
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cashier
名詞
レジ係、出納係(現金を扱う人)
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cashless
形容詞
キャッシュレスの、現金を使わない -
cash-strapped
形容詞
資金難の、現金不足の
7コロケーション
- pay (in) cash(現金で払う)
- cash flow(キャッシュフロー、現金の流れ)
- cash in on 〜(〜に乗じて利益を得る)
8確認テスト
“The startup cashed in on the sudden surge in demand for delivery services during the pandemic.”
① 〜の需要急増を現金で補った
② 〜の需要急増を利用して利益を上げた
③ 〜の需要急増に現金を投じた
④ 〜の需要急増を無駄にした
②。cash in on は「機会・状況を即座に実利(現金)に変える」というcashのコアイメージから生まれた句動詞で、「〜をうまく利用して利益を得る/〜に乗じる」という意味。①③は cash を「現金」として文字通りに解釈してしまった誤り。④は全く逆の意味。文脈上、需要の急増というチャンスをビジネスの利益に変えたという意味になるため②が正解。
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