liable
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は8冊に掲載されています。
1コアイメージ
liableのコアイメージは「ある結果・状況に引き寄せられやすい状態にある」こと。ラテン語のligare(縛る)が語源で、何かに「結びつけられている」感覚が根底にある。法的責任の文脈では「損害の結果と自分が法的に結びついている=責任を負う」、「かかりやすい・しやすい」の文脈では「ある好ましくない結果が自分に引き寄せられやすい状態にある」という意味になる。いずれも、自分の意志とは別に、ある状況・結果と不可避的に結びついているというニュアンスが共通している。特に「好ましくない結果」に向かいやすいという負のバイアスが重要な特徴だ。
2意味一覧
-
形容詞
(法的・道義的に)責任がある、賠償義務がある
損害や結果と法的に「結びつけられている」状態。be liable for〜の形で「〜に対して責任を負う」と表現する。 -
形容詞
(病気・災難などに)かかりやすい、陥りやすい
好ましくない事態に「引き寄せられやすい」状態。be liable to〜の形で「〜になりがちだ」と表現する。 -
形容詞
(好ましくないことを)しがちだ、する恐れがある
be liable to do の形で、望ましくない行動・結果に「引っ張られやすい」様子を表す。意図せず起こりうる事態に使う。 -
形容詞
(税金・罰則などを)課せられる義務がある
税や罰則と自分が制度上「結びつけられている」状態。be liable for taxes(課税対象である)のように法的義務を表す。
3例文
4よくある間違い・注意点
liable to do と likely to do は混同されやすいが、likely は中立的な確率(〜しそうだ)を表すのに対し、liable to do は「好ましくない結果になりがち」という負のニュアンスが強い。’He is likely to succeed.’はOKだが、’He is liable to succeed.’は不自然。
be liable for(〜に対して責任がある)とbe liable to(〜しやすい/〜を課せられる)で前置詞が変わるため混乱しやすい。forは法的責任、toは傾向や義務を表すと覚えておこう。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| responsible | 道義的・役割的な責任感に焦点。自ら引き受ける積極的なニュアンスがある。liableは外部から課せられる法的・不可避的な結びつき。 |
| prone | prone to〜も「〜しやすい」だが、体質・性格・習慣による傾向を指すことが多い。liableは外的・偶発的な引力のニュアンスが強い。 |
| apt | apt to doも「〜しがちだ」だが、liableより中立的で、良い傾向にも使える。liableは負の文脈に限定されやすい。 |
| accountable | 説明責任・報告義務のニュアンスが強く、誰かに対して答える義務がある場合に使う。liableは法的賠償責任に近い。 |
対義語: immune、exempt
6派生語・関連語
-
liability
名詞
責任、法的義務;(会計)負債;(比喩)足手まとい -
liabilities
名詞(複数形)
(会計用語)負債(⇔assets 資産)
7コロケーション
- be liable for damages(損害賠償責任を負う)
- be liable to change(変わりやすい・変更される恐れがある)
- be liable to tax(課税対象である)
8確認テスト
“This old bridge is liable to collapse in heavy rain.”
① 崩壊する責任がある
② 崩壊しやすい・崩壊する恐れがある
③ 崩壊することが確実だ
④ 崩壊することが許可されている
② が正解。be liable to do の形で「好ましくない結果(崩壊)に引き寄せられやすい状態にある」というコアイメージが表れている。①は法的責任のforが必要で文法的・意味的に不自然、③のlikelyとは異なりliableは確実性ではなく傾向・可能性を示す、④は全くの誤用。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。