convention
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は8冊に掲載されています。
1コアイメージ
conventionの語源はラテン語の「con-(共に)+venire(来る)」、つまり「人々が共に集まる」という行為そのものです。人が集まれば、①物理的な「集会・大会」が生まれ、そこで合意されたものが②「慣習・しきたり」として社会に定着します。さらに外交や条約の文脈では③「協定・条約」となります。どの意味も根底には「多くの人が集まり、共通のルールや目的を持つ」というイメージがあります。「なんとなくそうなっている」という受け身のルールではなく、「みんなが集まって合意した結果」として定着したものだという含みがconventionの本質です。
2意味一覧
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名詞
大会・集会(特に政党・業界・団体の大規模な集まり)
「人々が共に集まる」という語源のもっとも直接的な表れ。物理的に人が一堂に会するイベントを指す。 -
名詞
慣習・しきたり・慣例
「みんなが集まって暗黙のうちに合意した結果」が社会規範として定着したもの。法律ではないが「そうするのが当然」とされるルール。 -
名詞
協定・条約(国家間の公式な取り決め)
「複数の主体が集まり合意した文書」という意味で、外交・国際法の文脈で使われる。法的拘束力を持つことが多い。 -
名詞
(文学・芸術などの)約束事・定式(じょうしき)
「創作者と受け手の間で暗黙に合意された表現ルール」という意味。映画・文学・演劇などで使われる専門的なニュアンス。
3例文
4よくある間違い・注意点
「慣習」の意味でcustomと混同しやすいが、customは個人や民族が長年繰り返してきた「習慣・風習」、conventionは社会や集団が暗黙に合意した「ルール・規範」というニュアンスがある。conventionには「そうしないと非常識とみなされる」という社会的圧力のニュアンスが強い。
conventionalという形容詞は「慣習的な・型通りの」という意味だが、しばしば「独創性に欠ける・凡庸な」という否定的なニュアンスを帯びることがある。例えばa conventional idea(ありきたりな考え)のように使われるので注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| custom | 個人・民族・地域が長年繰り返してきた「習慣・風習」。conventionより個人的・文化的で、社会的な合意・規範という圧力は弱め。 |
| tradition | 世代を超えて受け継がれてきた「伝統・慣行」。歴史・文化的継承に重点があり、conventionより時間軸が長い。 |
| conference | 「会議・協議会」。conventionより規模が小さく、特定の議題について話し合う目的の集まりを指すことが多い。 |
| treaty | 「条約」。conventionと同じく国家間の公式合意だが、treatyはより正式・包括的な条約に使われ、conventionは特定のテーマに絞った協定に多い。 |
対義語: innovation(革新)、exception(例外)、originality(独創性)
6派生語・関連語
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conventional
形容詞
慣習的な、型通りの、従来型の
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conventionally
副詞
慣習的に、通例では -
unconventional
形容詞
慣習にとらわれない、型破りな -
conventioneer
名詞
大会・コンベンションの参加者
7コロケーション
- hold a convention(大会を開催する)
- social convention(社会的慣習)
- by convention(慣例として・慣習的に)
8確認テスト
“In English literature, it is a well-known convention that the narrator is not always reliable.”
① 大会
② 条約
③ 約束事・定式
④ 慣習
③「約束事・定式」が正解。文学(literature)の文脈で、「語り手が必ずしも信頼できるとは限らない」というのは、作者と読者の間で共有された文学的ルール(定式・約束事)を指す。社会的な「慣習」④も近いが、文学・芸術分野での暗黙の表現ルールにはconventionの「約束事・定式」という訳が最もふさわしい。コアイメージ「集まり合意されたルール」が、創作の世界での暗黙知として表れている例。
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