coward
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は8冊に掲載されています。
1コアイメージ
cowardのコアイメージは「恐怖に直面したときに立ち向かう勇気を持てず、逃げ出してしまう人・性質」です。語源はラテン語のcauda(尻尾)に由来し、「尻尾を巻いて逃げる犬」のイメージが根底にあります。単に怖がるだけでなく、「やるべきことを恐れのせいにしてやらない」というネガティブな価値判断が常に伴います。物理的な危険から逃げる場面だけでなく、「本当のことを言えない」「責任を取れない」といった精神的・道徳的な場面でも広く使われます。日本語の「臆病者」よりも、他者への裏切りや不誠実さを含む侮辱的なニュアンスが強い点が特徴です。
2意味一覧
-
名詞
臆病者・腰抜け・卑怯者
恐怖に負けて逃げ去る人を指す。単なる「怖がり屋」ではなく、勇気を持つべき場面で逃げる人への軽蔑が込められている。 -
形容詞
臆病な・卑怯な(=cowardly)
名詞と同じコアイメージから転じて、人の行為や性格を形容する用法。cowardly の形が一般的だが、coward act(卑怯な行為)のように限定用法で使われることもある。
3例文
4よくある間違い・注意点
cowardは単に「怖がりな人(shy / timidな人)」とは異なり、勇気を持つべき場面で逃げるという道徳的非難が込められています。shy(内気な人)やtimid(臆病で引っ込み思案な人)はcowardほど侮辱的ではないので混同しないよう注意しましょう。
形容詞として使うときはcowardlyが標準的です。cowardを直接形容詞として使う(coward person など)のは口語的・非標準的なため、英作文ではcowardlyを使うのが無難です。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| timid | 恐れやすく消極的な性格を指すが、道徳的非難は弱い。cowardより穏やかな表現。 |
| chicken(口語) | cowardと同義だが完全にカジュアルな口語表現。友人間で冗談っぽく使うことも多く、cowardより侮辱の深刻さは低い。 |
| craven | cowardよりさらに文語・強調的で、完全に勇気を欠いた卑屈な臆病者を指す。文学や格調高い文章で使われる。 |
| spineless | 「背骨がない」という比喩から、意志や勇気のない人を指す。cowardが恐怖に焦点を当てるのに対し、spinelessは優柔不断・意気地なしのニュアンスが強い。 |
対義語: hero、brave person、daredevil
6派生語・関連語
-
cowardly
形容詞・副詞
臆病な・卑怯な/臆病に・卑怯にも -
cowardice
名詞
臆病・卑怯(性格・行為としての概念)
7コロケーション
- be a coward(臆病者である・腰抜けだ)
- coward’s way out(逃げの手段、卑怯な逃げ道)
- call someone a coward(〜を臆病者と呼ぶ・罵る)
8確認テスト
「Quitting without saying anything was the coward’s way out.」
① 何も言わずに辞めるのは、臆病者への近道だった。
② 何も言わずに辞めたのは、卑怯な逃げ方だった。
③ 何も言わずに辞めることは、臆病者を助けることだった。
④ 何も言わずに辞めるのは、勇者のすることだった。
正解は②。「the coward’s way out」は「臆病者がとる逃げ道」という慣用表現で、困難な状況に正面から向き合わず、こっそり逃げ出す行為を指します。cowardのコアイメージ「勇気を持つべき場面で逃げる」が、『黙って辞める』という精神的な卑怯さに表れています。①③は文構造を誤読したもの、④は意味が正反対です。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。