ethical
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は8冊に掲載されています。
1コアイメージ
ethicalのコアイメージは「ある集団・社会が共有する行動規範(ethics)に沿っているかどうか」という評価軸にある。個人の「良心」ではなく、医療・ビジネス・研究などの専門的な分野、あるいは社会全体が合意した基準に照らして「認められるか/認められないか」を問う言葉だ。morally(道徳的に)が個人の内面的な善悪判断に寄るのに対し、ethicalはより外部・集団的な基準を意識する。「倫理的な」と訳されることが多いが、文脈によって「正当な」「許容される」「職業的に適切な」などのニュアンスが生じる。
2意味一覧
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形容詞
倫理的な、道徳的に正しい
社会・集団が共有する行動規範に合致していることを示す。「この行為は許容されるか」という問いへの肯定的答えがこの語の核心。 -
形容詞
(職業・専門的文脈で)倫理規定に沿った、適正な
医師・弁護士・研究者などの職業倫理(professional ethics)に照らして適切かどうかを問う際にも使われる。「業界規範に適合している」というニュアンス。 -
形容詞
(消費・ビジネスで)社会的責任を果たした、エシカルな
近年、「ethical consumption(エシカル消費)」のように、環境・人権・公正取引といった社会規範に配慮していることを指す用法が広がっている。
3例文
4よくある間違い・注意点
moralとの混同に注意。moralは個人の「良心」や「善悪の感覚」に基づく内的な判断に寄るのに対し、ethicalは医療・法律・ビジネスといった外部の行動規範や社会的合意を基準にした評価。たとえば「He is a moral person.(彼は善良な人だ)」のようにmoralは人格を述べるが、「The decision was ethical.(その決断は倫理規定に沿っていた)」のようにethicalは行為の適否を論じる場面で特に強い。
ethicalは形容詞なので、名詞として使う場合はethics(倫理学、倫理規定)を使うこと。「ethical」を名詞として使うのは誤り。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| moral | 個人の善悪感覚・良心という内面的基準に基づく。ethicalより主観的・人格的なニュアンスが強く、日常語として幅広く使われる。 |
| principled | 自分自身の信念や原則に従って行動することを強調。個人の一貫した姿勢を称えるニュアンスがあり、ethicalより個人主義的。 |
| righteous | 「正義にかなった」という意味で、しばしば宗教的・道義的な正しさを含む。やや仰々しいトーンになることがある。 |
対義語: unethical、immoral、unprincipled
6派生語・関連語
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ethics
名詞(複数形で使われることが多い)
倫理(学)、倫理規定、行動規範
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ethically
副詞
倫理的に、道徳的に -
unethical
形容詞
倫理に反する、非倫理的な -
ethicist
名詞
倫理学者
7コロケーション
- ethical behavior / conduct(倫理的な行動・行為)
- ethical issues / concerns(倫理的問題・懸念)
- ethical consumption(エシカル消費)
8確認テスト
The hospital committee reviewed whether the new treatment was ethical given the risks involved.
① 効果的な
② 倫理的に許容される
③ 経済的な
④ 合法的な
② 倫理的に許容される。病院の委員会がリスクを踏まえて治療の「是非」を審議する文脈では、ethicalは医療倫理という外部規範に照らして「認められるか」を問うコアイメージが表れている。「合法的」(④)は法律の話であり、「効果的」(①)や「経済的」(③)は文脈から大きくずれる。
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