prescribe
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は8冊に掲載されています。
1コアイメージ
prescribeは、ラテン語の「prae-(前もって)+ scribere(書く)」に由来する。つまり「権威ある者が前もって書き記して定める」というのがコアイメージだ。医師が薬を「処方する」のも、法律や規則が行動を「規定する」のも、どちらも「権限のある者が、従うべきことを文書的に指示する」という同じ発想から来ている。日本語の「処方」「規定」「命じる」といった訳語はバラバラに見えるが、すべて「権威による明示的な指示・取り決め」というイメージでつながっている。この「書き定める主体に権威がある」という点が重要で、ただ「勧める」だけでは足りず、従うことが求められるニュアンスがある。
2意味一覧
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動詞
(医師が薬・治療を)処方する
医師という権威ある存在が、患者が従うべき治療法を書き定めるイメージ。処方箋(prescription)は文字通り「書かれたもの」だ。 -
動詞
(規則・法律などが行動を)規定する、命じる
法律や規範という権威が、人々の従うべき行動を書き定めること。「処方する」と全く同じ構造で、対象が医療から社会規範に変わっただけ。 -
動詞
(方法・手順を)指示する、定める
専門家や権威ある機関が、守るべき手順や方法を明示的に決めて示すこと。マニュアルや教育カリキュラムを「定める」場面でも使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「処方する」という医療の意味だけを丸暗記してしまうと、法律・規則の文脈で登場したときに読めなくなる。「権威が書き定める」というコアイメージを持っておけば、文脈に応じて「処方する」「規定する」「定める」を自分で選べる。
recommend(勧める)と混同しやすいが、prescribeには「従うことが期待される」という強制力・権威のニュアンスがある。医師が薬を prescribe するのは、患者が任意に参考にするのではなく、指示として従うべきものを提示している点で全く異なる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| recommend | 「勧める」という意味で使われるが、あくまで提案であり従う義務はない。prescribeのような権威・強制力のニュアンスはなく、あくまで参考意見の提示。 |
| stipulate | 契約や合意の中で条件・条項を「明記する・規定する」ニュアンス。prescribeより法的・契約的な場面に特化しており、「権威が一方的に書き定める」というより「双方合意の中で書き記す」イメージが強い。 |
| dictate | 「命令する・指図する」という意味で、prescribeより強い強制感がある。権威ある立場から一方的に従わせるイメージで、対話の余地がないニュアンス。 |
| ordain | 法律・神・運命などが「定める・命ずる」意味で使われる。prescribeより格式が高く、宗教的・法的な文脈に多い。 |
対義語: prohibit、proscribe
6派生語・関連語
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prescription
名詞
処方箋;規定、指示
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prescriptive
形容詞
規範的な、指示的な(例:prescriptive grammar=規範文法) -
prescribed
形容詞
規定された、処方された(例:prescribed dose=規定量)
7コロケーション
- prescribe medication / medicine(薬を処方する)
- prescribe a penalty / punishment(罰則を規定する)
- as prescribed by law(法律が規定するとおりに)
8確認テスト
“The regulations prescribe the exact procedure that must be followed during a safety inspection.”
① 勧めている
② 規定している
③ 処方している
④ 禁止している
②「規定している」が正解。この文では医療ではなく規制(regulations)という権威が、従うべき手順を書き定めているという文脈。①「勧めている」は任意の提案のニュアンスが出てしまい、強制力が失われる。③「処方している」は医療文脈に限定されすぎる。④「禁止している」は正反対の意味。prescribeの「権威が書き定める=規定する」というコアイメージがそのまま表れている例文だ。
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