fetch
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は8冊に掲載されています。
1コアイメージ
fetchのコアイメージは「ある場所まで自分が出向いて行き、そこから何か・誰かを連れて(持って)戻ってくる」という往復の動作全体にある。単に「持つ」「運ぶ」ではなく、『行く→取る/受け取る→戻る』という一連の動きが凝縮されている。このコアイメージから「迎えに行く」「取ってくる」が派生するのはもちろん、「(値段を)引き出す=~の値がつく・売れる」という商業的な意味へも自然に広がる。また口語では犬が物を取ってきて返すゲーム(fetch)として広く親しまれ、『行って戻ってくる』という往復の核心が最も純粋に表れている。
2意味一覧
-
動詞
(人・物を)取ってくる、持ってくる
出向いてそこにある物を手元に持ち帰る、往復動作の核心。getよりも「わざわざ行って戻る」行為そのものが強調される。 -
動詞
(人を)迎えに行く、連れてくる
物だけでなく人を「行って連れ戻る」ケースで、pick upに近いが、fetchはその往復プロセス全体を内包する。 -
動詞
(価格が)~になる、~で売れる
「市場から価値を引き出して手元に戻す」イメージから派生。物が取引で一定の金額を『引き出す=値がつく』こと。
3例文
4よくある間違い・注意点
fetchとgetの混同:getは単に「得る・手に入れる」で手段を問わないが、fetchは必ず「自分が出向いて取ってくる」往復行動を含む。命令形でFetch!といえば犬に『取ってこい!』を意味するが、人間に使うとやや格下に命令するニュアンスになるため、丁寧な依頼にはplease fetchまたはcould you fetchを使うこと。
「~の値がつく」という意味を知らない学習者が多い。特に入試長文では美術品・不動産・古物商などの文脈でfetch a high priceのような形で頻出するため要注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| get | 手段・移動を問わず「手に入れる」全般。fetchほど『わざわざ出向く往復』のニュアンスはない。 |
| bring | 『持ってくる』動作そのものに焦点。fetchが往路(行く)+復路(戻る)を含むのに対し、bringは『こちらへ向かう方向』のみ強調。 |
| pick up | 「迎えに行く」意味ではほぼ同義だが、pick upは車で迎えるシーンで特によく使われ、口語的・現代的なニュアンス。 |
対義語: deliver、send
6派生語・関連語
-
fetching
形容詞
魅力的な、目を引く(「人の視線を引き寄せて来る」イメージから)
7コロケーション
- fetch a high price(高値がつく)
- fetch someone from ~(〜に〜を迎えに行く)
- fetch a doctor(医者を呼んでくる)
8確認テスト
“The antique vase fetched nearly $50,000 at the auction.”
① その骨董の花瓶はオークションで約5万ドルを持ち去った。
② その骨董の花瓶はオークションで約5万ドルの値がついた。
③ その骨董の花瓶はオークションで約5万ドルで買い取られてきた。
④ その骨董の花瓶はオークションで約5万ドルを取ってきた。
②
【解説】fetchには「(価格を)引き出す=~の値がつく・~で売れる」という重要な意味がある。「市場から価値を手元に引き出す」コアイメージが価格表現に転じたもの。①④は日本語として不自然、③は受け身の意味が加わりすぎ。②が最もfetchのニュアンスを正確に反映した訳。入試頻出の盲点表現なので必ず覚えておくこと。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。