get
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
getのコアイメージは「何かを自分の手元に引き寄せる」こと。物理的なモノを手に入れる(得る・もらう)だけでなく、状態・結果を「手元に引き寄せる」という発想に広がる。たとえば「なる」は〈新しい状態を手に入れる〉、「させる」は〈ある状態を引き寄せて実現させる〉、「到着する」は〈目的地を手元に引き寄せる〉と解釈できる。つまり「手元に引き寄せる動き」そのものであり、その対象がモノ・状態・人・場所のいずれであっても根っこは同じ。この一本のイメージを持つと、辞書的な訳の丸暗記から解放され、文脈に応じた自然な日本語が自分で導けるようになる。
2意味一覧
-
動詞
得る・手に入れる
モノを自分の手元へ引き寄せる最も基本的な用法。「入手する」行為そのもの。 -
動詞
もらう・受け取る
他者から自分の元へ引き寄せられる方向性。自分が能動的に動く「得る」より受動的なニュアンスが加わる。 -
動詞
〜になる(状態変化)
新しい状態を「手元に引き寄せる」=その状態に到達するイメージ。get tired(疲れた状態を引き寄せる→疲れる)のように使う。 -
動詞
〜させる・〜してもらう(使役)
ある結果・状態を手元に引き寄せるために他者を動かすイメージ。get + 人 + to do / get + 物 + done の形が典型。 -
動詞
到着する・たどり着く
目的地を「手元に引き寄せた」結果として到着という状態に達するイメージ。 -
動詞
(病気・被害などを)受ける・被る
望まないものでも自分の元へ引き寄せられる方向性は同じ。get a cold(風邪を引き寄せる→風邪をひく)。 -
動詞
理解する・わかる(口語)
情報・意味を「頭の中に引き寄せてつかむ」イメージ。Do you get it?(わかった?)で頻出。 -
動詞
(電話・ドアなどに)出る・対応する(口語)
音や訪問者を「自分の元で引き受ける」イメージ。Can you get the phone?(電話に出てくれる?)。
3例文
4よくある間違い・注意点
「なる」の意味でgetとbecomeを混同しがち。becomeはフォーマル・文語的で、getは口語で自然な変化(感情・体調など)に多く使う。It’s getting dark.(暗くなってきた)をIt’s becoming dark.にすると不自然に聞こえる。
使役のget(get + 人 + to do)とmake(make + 人 + do)の違いを見落としやすい。makeは強制・必然的な結果、getは説得・依頼を通じた実現を含み、ニュアンスが異なる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| obtain | 努力・手続きを経て正式に手に入れるニュアンスが強く、書き言葉・フォーマルな場面向き。getより計画的・意図的な取得を示す。 |
| receive | 「受け取る」方向性に特化。自分から取りに行くのではなく、与えられるものを受け取る受動的なイメージが強い。 |
| become | 「なる」の意味に限定した類義語。getより改まった文脈や書き言葉で使われ、変化の過程より到達点を強調する。 |
| acquire | 技術・習慣・財産など、時間をかけて身につけるニュアンスを持つ。getが瞬間的な入手も含むのに対し、acquireはプロセスを含意する。 |
対義語: lose、give
6派生語・関連語
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gotten
動詞(過去分詞)
getの過去分詞形(主に米語)。ill-gotten gains(不正に得た利益)など -
forget
動詞
for(完全に)+ get(手元に引き寄せる)→ 完全に手放す→「忘れる」
7コロケーション
- get along with 〜(〜とうまくやっていく)
- get rid of 〜(〜を取り除く・捨てる)
- get used to 〜(〜に慣れる)
8確認テスト
“I didn’t quite get what the professor said in the lecture.”
① 教授が講義で言ったことが十分に得られなかった
② 教授が講義で言ったことがあまりよく理解できなかった
③ 教授が講義で言ったことに十分についていけなかった
④ 教授が講義で言ったことを十分に聞き取れなかった
② 正解は②。getには「情報・意味を頭の中に引き寄せてつかむ=理解する」という重要な口語的用法がある。①は直訳で不自然、③はfollow、④はhearに近い意味。getのコアイメージ「引き寄せてつかむ」を「理解する」に自然に変換できるかを問う問題。
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